2019年からDisney等のTVネットワークがストリーミングに本格的に参入したことで、ストリーミング広告は大きな変化をした。ストリーミングでの広告はYouTubeの独占であった。SonyのCrackle等のAVODもあったが、コンテンツは古い映画とTV番組が殆どで、魅力的ではなかった。利用者は少なく、スポンサーにも無視されていた。TVネットワークがストリーミングに参入することで、テレビと同じコンテンツがストリーミングされるようになり、スポンサーもストリーミング広告に注目し始める。FoxのTubi、Paramount GlobalのPluto TVのFAST/AVOD、それにSVODにも広告付きが加わり、ストリーミングビデオの広告は大きくと増えている。

Freewheel
Comcastの子会社で広告プラットフォームを提供しているFreewheelの「1H 2024 Video Marketplace Report」によるとによると、アメリカでは映画、TV番組等のプレミアム・コンテンツでのストリーミング広告の83%はコネクテッドTVで視聴されている。欧州では46%で、アメリカではCTVでの視聴が大きくと進んでいる。コンテンツのタイプでもアメリカと欧州では大きな違いがある。アメリカでは広告が視聴されたプレミアム・コンテンツの54%はライブ番組になっている。欧州ではオンデマンドが78%で、ライブは22%でしかない。これは、アメリカではNFL等の試合がストリーミングで配信される様になったからである。

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アメリカでは特定視聴者をターゲットした広告は39%を占めており、欧州の23%よりも多い、しかし、大きな違いはターゲットの方法で、欧州ではデモグラフィックが69%と3分の2以上を占めているのに対して、アメリカでは行動ベースのターゲティングが57%になり、デモグラフィックを超えている。配信事業者が持つファーストパーティ・データが増えることで、デモグラフィックだけのターゲティングはさらに減っていく。また、プログラマティックでの広告購入も増えており、アメリカではCTVでの広告の21%はプログラマティックになっている。

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CTV広告は増えているが、視聴時間とのアンバランスはまだ続いている。Inscapeによると、CTV利用者におけるテレビ利用時間は、2024年Q2でストリーミングが全体の60%になり、放送は36%に減り、ゲームは4%であった。2022年Q2ではストリーミングは50%、放送は42%、ゲームは8%であった。TV利用者全体でもNielsenによるとストリーミングは41%、放送は48.7%、その他は10.3%になっている(2024年9月)。しかし、テレビでの広告視聴時間では放送は87%で、ストリーミングは13%でしかない。

TV全体はNielsen、広告はComscore
