Comcastはアトランタ州オーガスタ市の数十の世帯で、「Xculibur」のコードネームで次世代プラットフォームのテストを行っている。Xculibur(Xfinity Spectrumとも呼ばれている)には、2つの大きな特徴がある。1つは、そのユーザインタフェース(IPG)である。インタフェースは、これまでのIPGのTV番組表形式からグラフィカルになっているだけでなく、検索が容易になり、また、パーソナライズ、レコメンデーション、視聴/検索経歴、ウェブアプリケーション(ニュース、Facebook、Pandora等)の実行等が可能になっている。MyTVと呼ばれる、「ホームページ」は視聴者が自分の好みの番組、俳優、スポーツチーム等を指定し、カスタム化をする事が出来る。Comcastは、Cable ShowでFacebookとの協力を発表し、Facebookとナビゲーションを融合したアプリケーションをデモした。このアプリケーションは、Facebookの仲間が好きな番組を表示し、自分の好きな番組をリモコンから「ライク」に投票する事等が出来る。
Xculiburのもう1つの大きな特徴は、処理はクラウドベースで行われている事だ。バックエンドには、ComcastのThePlatform部門のコンテンツ管理インフラストラクチャーのmpxが使われている。リニアな放送としては、既存のQAMに加え、IPビデオもサポートする。Xculiburのインテリジェンスは、STBではなく、デンバーのデータセンターにある。これまでのSTBでは困難であった高度な検索等を行うことが出来、また、その全サービス地域で共通なサービスを提供し、新機能の導入も短時間で行う事が出来る。
オーガスタのテストでは、IntelのCE3100を使ったPaceのRNG210NがSTBに使われている。テストでは伝送はQAMとIPビデオのハイブリッドなので、QAMチューナを持ったSTBが必要であるが、伝送をIPだけにすれば、インタフェース等の処理はクラウド上で行われているので、iPad、コネクテッドTVを対象にサービスを提供する事も可能で、STB無しでのサービスも出来る。

![Image[07-01-20111]](https://www.nsirinc.com/compass/wp-content/uploads/2011/07/Image07-01-20111.jpg)