ストリーミング・サービスのビジネス・モデルとしてAVOD、SVOD、あるいは広告付きSVODのいずれが良いのか。3年前であれば、この質問は無意味であった。成功しているのはSVODで、AVODで儲かっているのはYouTubeだけであった。しかし、Tubi、Roku Channel、IMDb TV等のAVODが成功し始めており、、広告付きで安めのSVODもポピュラーになっている。消費者はどれを好むのか。
Hub Entertainment Researchがその調査の結果を発表している(https://bit.ly/3leWaUO)。Hub Entertainment Researchは回答者を2つのグループに分け、最初のグループにはSVOD、AVOD、あるいは広告付きSVODのどれを好むか聞いた。その結果は48%がAVOD、33%がSVODで、広告付きAVODは19%と低かった。しかし、2つ目のグループに対しては、SVOD、AVOD、あるいはSVODと広告付きSVODのオプションがあるサービスのどれを好むかと聞くと、結果はAVODが36%、SVODが28%で、SVOD/広告付きSVODは36%で、1位タイになった。SVOD、あるいは広告付きSVODを選ぶのではなく、選択肢があるサービスを求めているとの結果になっている。実際、Hulu、Peacock、Paramount+、HBO Max、Discovery+と、Disney+以外のDirect to Consumerサービスすべて、広告ありと無しの選択がある。
Hub Entertainment Researchは実際のシナリオとしてHBO Maxの加入に関しても聞いている。現在、HBO Maxに加入している人に広告付きサービスが加わったことで広告無しから乗り換えるかを聞いた所、61%は現在の広告無しの$15のプランを続けると答え、$10の広告付きプランに移行する可能性があるのは39%であった。現在HBO Maxに加入していない人に広告付きプランが出来た事で、HBO Maxに加入する可能性が出来たかに対しては27%が「Yes」と答えている。広告無しのプランに加入した人の半分以上は広告無しを好んでおり、移行はしない。そして、加入していない人の27%はHBO Maxに関心はあったが、価格が問題であり、広告付きで$10のプランが出来たことで、加入を前向きに考えるようになっている。広告無しのSVODでスタートし、十分な加入者ベースが出来てから広告付きプランを加えたWarnerMediaの考えは正しかったようだ。

Hub Entertainment Research
