AT&TはDirecTVのIP化を予定

AT&Tは年内にDirecTVをOTTで提供開始する。このサービスはすでに提供されているDirecTV Nowとは異なり、衛星で放送されているサービスをIP化した物で、衛星放送と同じチャンネルを同じUIで提供する。受信には衛星アンテナは不要であり、STBもシンプルになる事から料金は安くなる。価格はDirecTVより$30程度安い、$80~$90の料金になる予定である。これによりAT&Tは、IPTVサービスのU-verse、衛星放送のDirecTV、OTT多チャンネルサービスのDirecTV Now、スポーツ無しの低価格のAT&T Watch、それにDirecTVのIP版の5つの多チャンネルサービスを提供する事になる。

衛星での放送とブロードバンドでの配信で1加入者あたりの月間コストは$30も違うのか。IP配信では新規加入者の設置コストは低い。衛星アンテナは不要で、STBも既存のストリーミング・プレーヤのカスタマイズ版で済む。クラウドDVRにして、ローカルのストーレッジが無ければ数十ドルのコストになる。しかし、実際にサービスを提供するコストはコンテンツ料とサポート料であり、変化はない。新しい衛星を打ち上げ続ける必要は無いが、引き続きR&Dを行い、それをインプリメントするコストは必要である。$30の値引きを実現するのは、別の仕組みがあるかもしれない。DirecTVのIP版で使われるSTBはAndroid TVのようである。GoogleはAT&Tに対して、視聴データを買うとの約束をしているとの噂がある。

AT&Tはこの準備の一環として、衛星放送向けのアプリとDirecTV Nowのサーバーを統一し始めており、5月末に移行が完了した。これにより、同じアプリでDirecTVとDirecTV Nowのコンテンツがアクセス可能になっている。