ATSC M/Hの動き

CEAは12月にATSC M/H製品の互換性を調べるためのPlugfestを行い、それが無事に完了した事を発表した。その結果は発表されていないが、PlugestにはAxcera, Dell, DTV Interactive Co., Elgato Systems, Expway, Grass Valley, Harris, JVC-Kenwood, LG Electronics, Pixtree, Roundbox, Samsung等の会社が参加した。ATSCはM/H規格(正式にはA/153)の認証プログラムをCEAとの共同で開始した。ATSC A/153互換製品には新しいMDTV認証マークが与えられる。

ATSC M/Hを推進する為に設立され、800以上の放送局がそのメンバーになっているOMVC(Open Mobile Video Coalition)は、Magid社を使って行った、1000人を対象にした調査の結果を発表した。これによると、47%は18歳から59歳の回答者の46%は携帯電話でTV放送を視聴することに関心があると答えており、その率は18歳から29歳では65%と高い。47%の回答者は新しい携帯電話を購入する際、モバイル放送の機能が欲しいと答えている。しかし、実際にモバイル放送を見るデバイスとしてはノートPC、ネットブックが高く、45%はこれらデバイスでモバイル放送を見ると答えているに対して、スマートフォンでの視聴予定は19%、携帯電話での視聴予定は14%であった。モバイル放送で見たい番組としては、88%がニュースと天気と答えていた。

OMVCはまた、2010年第1四半期にワシントンDCでモバイル放送のショーケースを開催する事を発表した。ショーケースにはワシントンDCの8つの放送局が参加し、最大で20のモバイルTVチャンネルを放送する。ショーケースで使われるATSC M/Hのレシーバー製品は:

  • Sprint向けの携帯端末で、ATSC M/Hチューナを内蔵したSamsung Moment。Samsung Mobileは300台のMomentをこのショーケースに提供する。
  • Dell ComputerはATSC M/Hチューナを内蔵した数百台のネットブックを提供する。
  • LGはCESで発表されたATSC M/Hチューナを内蔵した、ポータブルDVDプレーヤのDP570MHを提供する。DP570MHは7インチのディスプレイを持つ、ポータブルDVDプレーヤで、大きさは9.4 X 6.5インチ。ATSC M/Hチューナを内蔵し、バッテリーで2.5時間モバイル放送を受信する事が出来る(DVDプレーヤとしてのバッテリー駆動時間は4.5時間)。DP570MHは$249で販売される。
  • 韓国のValups社はTivitと呼ばれるデバイスを提供する。TivitはATSC M/Hの放送を受信し、それをWiFiで再送信し、既存のノートPC、スマートフォン等で視聴する事が出来る。Tivitは$120程度で市販になる。