インターネットで配信されるビデオコンテンツに字幕を付けることを要求する規制は、コンテンツ、それにサービス事業者に負担を与える。テレビ番組に対してはすでに字幕規制があり、インターネット配信でもそれを使うことが出来る。しかし、すべてのテレビ番組に字幕があるわけでは無い。字幕規制の前に制作された番組には字幕はない。Netflixを含め、古い番組を配信する機会が増えており、これらにも字幕を付けていく必要が出てくる。また、テレビ番組以外のビデオコンテンツにも字幕の要求は追加されていく。GoogleはYouTubeで自動字幕の技術をテストしているが、精度は高くない。
Netflixは、字幕会社のAmara(元Universal Subtitles)と共同でクラウドソーシングを使った字幕制作のテストを開始した。Netflixは限られた人数のボランティアを使い、80年代の漫画番組、古いTV番組に字幕を付けていく。Amaraはクラウドソーシングの字幕サービスをAl Jazeera、PBSのNewsHour、オンラインのKahn Academy等で使っているが、ドラマ等のコンテンツに使った事は無く、NetflixはこのコンセプトがTV番組を含めた長編のコンテンツでも使うことが出来るかをテストする。
クラウドソースの字幕は、海賊版のビデオでは以前から行われている。例えば、日本のドラマ等には公式の英語字幕が無いが、ファンにより数日間で字幕が付けられていく。クラウドソーシングが複数の人が参加する事で、短時間で出来るメリットがあるが、複数の人たちが統一した文章、用語を使う事に問題がある。
