UltraVioletがスタート

10月11日にWarner Brothersが最初のUltraViolet対応の映画、「Horrible Bosses」をBlu-rayで販売開始した。これに続き、Warner Brothersは10月14日には「Green Lantern」を発売し、11月にはHarry Potter and the Deadly Hallow 2もUltraViolet対応で販売する。他の映画会社もUltraVioletに対応したBlu-rayの販売を予定し、11月にはUniversalが「Cowboys & Aliens」を、12月にはSony Picturesが「Smurfs」をそれぞれ発売する。

これらディスクを購入したコンシューマは、UVVU.comのウェブサイトで登録をする事で、その映画を様々なデバイスからストリーミングで視聴する事が可能になる。現時点では、視聴可能なサイト、デバイスは限られている。Warner Brothersの映画は、同社が5月に買収したFlixsterのサイトに対応したコンピュータ、それにAndroid、iOSのデバイスに限られている。UltraVioletに対応したデバイスは2012年に発売になる予定である。

UltraVioletには60以上の会社が参加しているが、2つ大きな会社が欠けている。1つは、コンテンツ大手のDisneyで、もう1社はデジタルコンテンツ販売の大手のAppleである。Disneyは独自のDisney Studio All Accessと呼ばれるUltraVioletに競合するプラットフォームを開発している。

Appleは、iCloudの一環としてiTunes Marchと呼ばれるクラウドベースのサービスを音楽コンテンツで提供する事を発表している。利用者は年に$25を払うことで、自分のiTunesで管理している音楽をクラウドからストリームする事が出来る。Appleはこれと同様なサービスを映像コンテンツでも提供する事を計画している。

UltraVioletはまだスタートをしたばかりで、判断を下すのは早いが、購入をした人たちの評価は良くない。ストリーミングで見るまでに、FlixsterとUltraVioletの両方のサイトに登録しする必要がある。また、技術的な問題もあり、Flexterに登録してもUltraVioletのアカウントを認識しない等の苦情が出ている。これら問題が解決をしても、UltraVioletが映像コンテンツの購入離れを防ぐことが出来るかは疑問である。視聴者は、映像、音楽を含め、コンテンツを購入するのではなく、月額を払うことで、見たい、聞きたい物をすぐにアクセス出来るサブスクリプション方式を求め始めている。UltraVioletだけではこのトレンドをストップする事は出来ないであろう。