Dishの無線ブロードバンド計画

Dish Networkは同社が購入した衛星ブロードバンド事業者のDBSDとTerraStarの帯域、合計40 MHzを1つに束ね、衛星・地上ハイブリッドのブロードバンドサービスを提供する為の許可をFCCに申請した。Dish Networkは破綻したDBSD、TerraStarを買収する事で、その帯域の利用権と最新の衛星(TerraStarは111°WL、DBSDは92.85°WL)を得ている。DBSD、TerraStarは共にMSS(Mobile Satellite Service)を提供する計画であった。Dishはこの2つの帯域をまとめ、さらに地上波網を加え、TD-LTEのサービスを構築する予定。LightSquaredの計画と同様に、衛星を使わない地上網だけのサービスも販売する。LightSquaredの計画はGPSに干渉する事から問題になっているが、Dishが得た帯域はSバンドで、この問題は無い。FCCがDBSC、そしてTerraStarに与えた免許は衛星通信であり、衛星・地上ハイブリッドサービスを提供する場合、FCCの許可が必要となる。

もし、Dishが許可を得た場合、地上網の為に、全米で4万のアンテナを設置する必要がある。Dishが独自に資金調達が出来ても、経験と技術力が無く、既存の通信事業者とのパートナーシップを作る可能性が高い。司法省はAT&TとT-Mobileの合併を阻止する決定をし、DishのパートナーとしてAT&Tが浮上している。Dishは、700 MHzの競売で得た帯域権も持っており、QualcommがFLO TV向けに使っていた帯域を得ようとしているAT&Tには、これは魅力がある。