DECEのブランド名はUltraViolet

コンソーシャムとして、多分最もアピールの無い名前を持っているDigital Entertainment Content Ecosystem(DECE)は、よりコンシューマ・フレンドリーなブランド名としてUltraVioletを選んだ。UltraVioletの名前は、「ユビクイティー(遍在性)とエネルギー」と暗示させる単語として選ばれたと発表されているが、DECEと言われても、UltraVioletと言われても何を目的とする組織かはイメージしにくい。

DECEは、ハイウッドスタジオのトップ6社の内の5社(Fox Entertainment、Warner Brothers、NBC Universal、Paramount、それにSony Pictures)、それにIBM、Microsoft、Motorola、Cisco、Comcast、RIAA(全米レコード協会)、Netflix、Best Buy、Panasonic、東芝等の60近い企業が加入している組織で、コンテンツを相互共有出来る標準DRMの管理システムを確立しようとしている。

UltraVioletで管理されたコンテンツを購入したユーザは、異なる媒体、デバイス向けでもそのコンテンツを利用する事が出来る。特定の映画をBlu-rayで購入すれば、そのライセンスで、同じ映画をPC、携帯にストリーミングする事が出来る。DECEはそのライセンス管理にNeustar社を雇い、テストを開始している。Neustar社は、電話番号のポータビリティーの管理を行っている会社で、UltraVioletでの異なる、デバイス/メディアでのライセンス管理、認証を行う。DECEは現在、アルファテストを行っており、秋にはベータに進み、2010年末にはテストを完了すると発表している。

DECEにはコンテンツとテクノロジー関係の主要な会社が殆ど参加しているが、大きな例外が2つある。1つは、Disneyで、もう1つはAppleである。Disneyは独自で、KeyChestと呼ばれる技術を開発している。UltraVioletが本当にユビキタスになれるかは、この2社との関係、その動きに大きなインパクトを受けることになる。

なお、UltraVioletの名前を付けたのは、Lexicon Branding社で、「Pentium」、「Blackberry」等のブランド名を作ったことで知られている。