意外なSlingboxの利用方法

Slingboxは家にあるTV、あるいはDVRの番組を外出先で見る為の製品として、2005年に発表された。SlingboxはTV等のビデオソースからビデオ出力を得て、デジタル化し、IPデータとして出力する。Slingboxを家のTVとブロードバンドに接続すれば、インターネット経由で外出先からTVで放送されている番組を見る事が出来る。Slingboxに対応する端末はWindows PC、Mac、Windows Mobile、iPhone、Nokia Symbian、それにBlackberryである。Slingboxは最初の6ヶ月間で、10万台を売り、その製造元のSling Mediaは2007年にDish Networkの関連会社で、STBを製造しているEchostarに買収されている。

EchostarはSlingboxの出荷台数は発表していないが、50万台は越えていると推定される。Slingboxの利用者は外出先で、ビデオを視聴する為にこれを購入したと思われるが、答えは意外であり、その利用者の多くは宅内だけでしかSlingboxを使っていない。

2年前に、Sling Media(EchoStar)がそのアメリカとイギリスでのユーザを調査した所、一度もSlingboxを使って外出先でビデオを見たこと無い人は40%あり、最近に行われた同様の調査ではその率は何と70%に達していた。70%のユーザはSlingboxを外出先でビデオを見るために購入したのではなく、宅内でビデオをシェアする為に使っている。Slingboxはモバイルユーザの為の製品ではなく、マルチルームDVR(ホールハウスDVR)の様に、DVR(あるいはTV)の番組をそれが置いてある以外の部屋で見るための製品として購入されている。