広がるTV Everywhere

多チャンネルネットワークを多く持つ、Time Warnerがコンセプトを提案し、ComcastがOnDemand Onlineとして、テストを行っている「TV Everywhere」にDiscovery Network等を持つ、Discovery Communicationsも参加する事を発表した。Comcastは7月から5000世帯を対象にOnDemand Onlineのテストを開始している。Comcastはその全加入者を対象にしたサービスを2009年第4四半期に開始する予定。大手のコンテンツ事業者でTV Everywhereへの参加をしていないのはViacom、NBC Universal、Fox、それにDisney/ABC。また、その他の多チャンネル事業者もこの構想に関心を示しており、AdAge紙はDirecTVがComcastと話し合いを持っていると報じている。

Comcastに続く第2位のケーブルTV事業者のTime Warner Cable(TWC)も独自の「TV Everywhere」のテストを行うことを発表した。TWCもComcastと同様の5,000世帯規模のテストを行う。TWCは2008年1月にそのウィスコンシンのシステムで、小規模なテストを行っている。
また、VerizonもFiOS TV Onlineと言う名前で「TV Everywhere」のテストを開始した事をを発表した。VerizonのテストにはTime Warner系のネットワークのTNT、TBS、HBO等が参加している。テストは500世帯規模で始まり、数ヶ月後に規模を拡大する予定。

また、HBOは同社が進めているTV Everywhereスタイルのオンラインビデオサービスのプラットフォームとして、AdobeのFlashとRTMPE(Real –Time Messaging Protocol)を採用する事を発表した。HBOは同社が提供する多チャンネルネットワーク上の有料チャンネルへの加入者に対して、追加料金無しでインターネット経由でその番組へのアクセスを可能にするHBO Goと呼ばれるサービスを開発している。HBO GoはComcastがテストするOn Demand Onlineに参加をする。HBO Goの番組はMPEG-4でエンコードされ、最初は全てSD画質で提供される。

HBOは2008年1月からTime Warner Cableのウィスコンシンシステムで、このコンセプトのテストを行ったが、その時点ではWindows Mediaを使っていた。しかし、MicrosoftのソルーションではWindows以外のプラットフォームとの互換性が無いことから、今年の3月からHBOと、同じTime Warner系のTurner SystemとWarner Brothers Entertainmentの3社はAdobeとのアライアンスを発表した。