盛り上がるCAS分離期限延長の動き

MSOに競合し,すでにケーブルサービスのある地域で競合サービスを提供する「オーバービルダー」の1社,RCNも2007年7月から実行予定のSTBからCASの分離義務に対しての延期をFCCに陳情した。RCNは特にフルデジタルのMotorola DCT700を分離の対象から外すことを求めている。RCNは光ファイバーベースのネットワークで,フルデジタルのサービスを提供しており,アナログチューナが無い,低コストのDCT700を主に使っている。RCNは現在,同社はMotorolaから84ドルの価格でDCT700を仕入れているが,これに代わるCableCARD搭載のDCH-100の値段は232ドルであり,CASの分離が実施され,DCT700に代わり,DCH-100を採用し始めた場合,サービスの値上げを余儀なくされるとして延期を求めている。

さらには議会もこの延期をサポートし始めている。上院通商委員会長のテッド・スティーブンス,下院エネルギーと通商委員会長のジョー・バートン,それに下院議員のフレッド・アップトンはFCCに対して,CableCARD採用の義務化を取りやめ,DCASの開発が完了した時点でCASの切り離しを義務化すべきだとの書面を送った。