ケーブルTV事業者の競合技術開発組織のCableLabsは日立,インテル,松下,ソニー,東芝が構成するDigital Transmission Licensing Administrator(DTLA)の開発するDTCP-IP(Digital Transmission Copy Protection over IP)をケーブルTVのコンテンツをホームネットワークで転送する際の暗号化技術をして認めた。これまで,CableLabsはDTCPをIEEE 1394,HDMI上では認証していたが,DTCP-IPは認めていなかった。ケーブルTV事業者とそのネットワークでコンテンツを提供する映画会社が問題にしていたのは,デバイスがコピー保護されているコンテンツを受けることを許可するDRM(System Renewability Message)をケーブルTV事業者が送り,デバイスがこの指示に従う事であった。これに対してSRMをATSCのA/98規格に基づき,コンテンツに埋め込む事で合意した。また,CableLabsはDTCPの今後の規格変更のプロセスに参加する事も求めており,DTLAはケーブルTV事業者,他の多チャンネル事業者を規格変更プロセスに招待する事となった。
CableLabsがDTCP-IPを認めた事で,STBに蓄積したコンテンツをホームネットワーク経由で他のデバイスに送る事が可能になり,STBのネットワーク化が進み,これに対応する製品が登場して行くであろう。
