DTC事業の黒字化

ネットワークは視聴者を失っている放送事業からストリーミングによるDirect-to-Consumer(DTC)への転向を行っている。DTCサービスへの加入者を増やすためには競合のNetflixよりも価格を安く、さらに多くのオリジナルコンテンツを制作する必要がある。DTCサービスは当然、赤字でのスタートになる。サービスへの加入者が増え、評判が増せば、値上げが可能になり、ライブラリーが増えればコンテンツの制作本数も減らすことが出来る。さらに、広告付きプランを加えることで、新たに広告収入も得ることが可能になり、赤字を減らしていくことが出来る。現在はこの段階にある。


2023年のQ3ではNetflixの加入者はアメリカ/カナダで175万人増えた。これはアカウント共有の取り締まりの効果である。Disneyもアカウント共有の取り締まりをすると発表したが、HuluとDisney+のアプリ統合が優先であり、まだ開始していない。Disney+の加入者数は50万、Hulu/Hulu with Live TVは20万人増えただけである。DisneyのQ3のDTCからの収入は$50.36億であった。$4.2億の赤字であったが、前年同期の$14.06億から大きくと減っており、来年中には黒字になると発表している。

Warner Bros. Discoveryの加入者は70万人の減少があった。これは、HBO MaxとDiscovery+を統合したためである。Maxになったことで、HBO MaxとDiscovery+の両方に加入していた人はDiscovery+への加入が不要になり、加入者は減少する。しかし、Warner Bros. DiscoveryはDTCの黒字化を達成することが出来た。Q2のDTCからの売上は$24.38億で、$1.11億の収益があった。


各社

Paramount+とPeacockの加入者はそれぞれ270万と400万増えた。PeacockはComcastのケーブルTV加入者への無料提供を中止したことで加入者が大きくと増えている。どちらもまだ、黒字化することは出来ていないが、赤字は前年同期から減っている。

各社(Disneyの2023年Q3の数字にはESPN+が含まれていない)