Amazon Prime VideoでのNFL試合

先月号でAmazon Prime VideoによるNFLのThursday Night Football(TNF)の視聴者数に関するNielsenのデータを記事にしたが、Amazonからより詳細な発表があった。Amazonが測定では、平均視聴者数はNielsenにより958万人より多い1130万人で、Nielsen発表のピーク視聴者数と同じ数値であった。配信事業者は実際の視聴者数を把握しているが、その数値では広告取引は出来ず、サードパーティの統計が必要であり、AmazonもカレンシーにはNielsenを使っている。

Foxが主な権利を持っていた2021年のTNFの平均視聴者数は1620万人で、Nielsenの数値を使えば41%減、Amazonの数値だと30%の減少となる。しかし、2021年の8週目の試合はクリスマスと重なり、2030万人と言う高い視聴があった。これを除くと2021年の平均視聴者数は1330万人で、Nielsenだと28%減で、Amazonの数値だと15%減となる。地上波からストリーミングサービスに移行したことを考慮すると15%減少は悪い数値ではない。

先月の記事にも書いたがAmazon Prime Videoでの視聴者の中間年齢は47歳となり、Foxの時よりも7歳も若返っている。18~34歳の視聴者は前年より11%増え、211万人となり、18~34歳の男性だと18%も増えている。2022年のTNFの平均視聴者年齢は2013年以来もっとも低かった。18~34歳がTNF視聴者に占める割合は22%であった。2022年秋におけるプライムタイムでの放送視聴者に占める18~34歳の割合は僅か7%である。

TNFの視聴者に占める18~49歳の率は約半分の49%であった。これと比較して、放送で視聴された他のNFL試合での18~49歳の割合は35%であった。また、年齢層が下がっただけでなく、視聴者の収入も増えている。TNFをAmazon Prime Videoで見た人の平均世帯収入は$98,000で、放送でNFL試合を見た人の$82,800から19%高くなっている。TNFがAmazonでの配信になったことで、広告主が求めている、若く、所得が高い層にリーチすることが出来たことになる。


Variety Intelligence Platform(Nielsenの統計)