ComcastとDisney/FoxのSky奪い合いが決着し、次の話題はHuluの株の行き先になっている。DisneyはFoxの資産買収でHuluの30%を得る。Disneyはすでに30%を持っているので、Huluの60%を持つ事になる。残り30%はComcastが持ち、10%はWarnerMedia買収によりAT&Tの物になっている。AT&TにのHulu株には議決権が無いが、AT&TはDirecTV Nowを持ち、その競合のHulu with Live TVを運営するHuluの株を持つ事は不自然であり、いずれは手放すであろう。
Comcastは急いでHulu株を手放す必要は無い。NBCUniversal買収時の司法条件で、Huluの運営を含め、SVODへの参入は限定されてきた、しかし、これらの条件は今年で失効し、Huluの経営に戻ることが出来る。Comcastは最近に、Huluに送る役員を発表している。Huluを得る事で、Disneyの動きを含めて、得られる情報は多い。自社のSVOD戦略をはっきりさせるまではNBCUniversalのコンテンツの配信にHuluを使えることはプラスである。
DisneyはHuluを必要としている。DisneyブランドのSVODを立ち上げるが、家族的なDisneyブランドにFoxから得るFX等のチャンネルの番組を含める事は不適切である。Disneyテーマでは無いコンテンツはHuluで配信する事になる。Huluはすでにそのサービス内で、Showtime、HBOに加入可能にしているように、HuluとDisney SVODをバンドルするであろう。Huluは加入者を増やしており、Disneyがさらに力を入れることで、Netflixの大きな競合になるであろう。しかし、Comcastが30%を持っていると、Disneyの思うようには出来ない。また、DisneyとしてそのSVOD戦略をComcastに教える事は出来ず、株を買い取る事になるであろう。
司法省のアンチトラスト部門はComcastのHuluへの役員任命を調査すると発表している。司法条件は失効しているが、Comcastの役員任命の目的がHuluを引き留める為だと判断される可能性もあり、司法省との摩擦を避けるためにもHuluを売る必要性があるかも知れない。

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