アナログ停波の時点で放送局を代表するNAB(National Association of Broadcasters)とIT業界は使われていない放送チャンネル(ホワイトスペース)を免許不要で通信に使う事に関して争った。IT業界はホワイトスペースを活用する事でブロードバンドの普及が進むとし、FCCの許可を求めた。NABはホワイトスペースを通信に使う事は放送への干渉リスクがあるとし、反対をした。2013年にFCCはホワイトスペースを利用可能にし、この戦いは決着した。しかし、放送周波数帯域の競売により、利用可能なチャンネルが減った事で、ホワイトスペースの争いが復活した。
ホワイトスペース利用に熱心なMicrosoftはチャンネル再編成後もホワイトスペースが使えるように1つのチャンネルをホワイトスペースに割り当てる事を求めている。NABはホワイトスペースが許可されて4年経つのにその間、登録されたホワイトスペース機器は800台しかなく、その殆どはテストに使われた物で、実際のサービスは殆ど無く、ホワイトスペースを保護する必要はないと反論している。
マイクロソフトは現在12の州でホワイトスペースを使ったブロードバンドのサービスが予定されており、人口密度の低い地域でブロードバンドを安く提供するにはホワイトスペースが適しているとFCCに訴えている。マイクロソフトによると、$80億から$120億のコストで田舎地域全てでブロードバンドの提供が出来る。これに対して、NABはもしもマイクロソフト言うように再編成後にホワイトスペースとして使える十分なチャンネルが残るのであれば、わざわざ1つのチャンネルを割り当てる必要は無く、どうしてもマイクロソフトが周波数帯域が欲しかったのであれば、競売に参加するべきであったと皮肉っている。
