TV番組のブランド認知度

テレビネットワークはNetflixがTV番組をストリーミングする事に対し、最初は新たな番組の再利用の方法として積極的に協力をした。しかし、Netflixで過去の番組を配信する事はネットワークのブランド認知度向上には大した貢献はしなく、Netflixのブランド力を高めてるだけである事に気づきはじめ、関係は冷え込む。これにより、テレビネットワークはNetflixへの番組提供を減らし始めるが、それにNetflixがオリジナル番組制作に力を入れる事となっている。

テレビネットワークとNetflixでは番組のブランド認知度はどれ程違うのであろうか? メディア向けのマーケティングとプロモーション会社のAnatomy Mediaは3100人のミレニアル世代(18~34歳)を対象に調査をした。調査ではTV番組がどのネットワーク、あるいはSVODサービスの物かであるが分かるかを調べた。

その結果、4大地上波ネットワーク中のトップはFoxで40%の正解率があった。ABC、NBC、CBSはそれぞれ31%であった。統計対象をSVODの視聴が少なく、放送を主体に見ている人に絞ると、認知度は上がり、Foxが45%、CBSとNBCが35%、そしてABCが34%となる。これに対して、Netflixの正解率は65%とABC、NBC、CBSの倍以上であった。Amazonは20%、Huluは15%であった。

AmazonとHuluが低いのは、加入者数の違いから来ていると推測出来る。Netflixの利用者はアメリカ人口の50%を超えているのに対して、Amazonは20%、Huluは10%程度である。Netflixに比べ、Amazon、あるいはHuluのオリジナル番組を知らない人が多くても不思議では無い。

しかし、4大ネットワークとNetflixの差は視聴者数では説明出来ない。地上波は殆どすべての世帯で視聴可能であり、知名度はNetflixの番組より高いはずである。Anatomyはこの違いはソーシャルネットワークの利用の仕方の違いから来ていると分析している。

ミレニアル世代はテレビ番組に関するレコメンデーションをSNSから得ている。ミレニアル世代の37%はどの番組を見るかの影響は家族と友人から得ており、ソーシャルネットワークは2位で21%となっている。AnatomyはNetflixの番組の方がネットワークの番組よりSNSで話題になる頻度が高く、さらに、Netflixは配信するビデオクリップに共通したブランドメッセージを使う事でさらに効果を高めていると分析している。


Anatomy Media