ATSC 3.0への移行

Next-Gen TVとも呼ばれているATSC 3.0規格は4K、オブジェクトベース・オーディオ、マルチチャンネル、インタラクティブ性、モバイル受信等を可能にするが、既存のATSC 1.1への後方互換性は無い。導入を開始する際、いかに移行をするかが大きな課題である。地上波放送事業者を代表するNABとTVメーカーを代表するCTAはFCCに対して、ATSC 3.0への移行は任意とする陳情を提出した。

NABとCTAはATSC 3.0への移行は任意とし、FCCにATSC 3.0へ移行した局に対しては同じ地域でATSC 1.0のままで放送を続ける局の副チャンネルを借りる事を許可する事を求めている。ATSC 3.0へ移行した局に副チャンネルを貸す放送局に対しては、ATSC 3.0で放送する局の副チャンネルを借りる事も可能にする事で、お互いがATSC 1.0と3.0で放送をする事を可能にする事を考えている。ATSC 3.0では動きの少ないコンテンツであれば、2つの4Kチャンネルを放送する事が出来る。

移行は任意であるのでATSC 1.1での放送を終了しなければならない期限は無く、また、テレビメーカーに対してもATSC 3.0対応のチューナを搭載する義務も無い。移行を義務化した場合、法規制作りだけで、1年以上かかる。規制無しで進める事で、素早く導入を行う予定である。