DISHはブロードバンドを使ったバーチャル・ケーブルTVサービスを開始しようとしている。月額は$30程度で20から30チャンネルを提供する予定である。サービスは既存の多チャンネルサービス加入者ではなく、新規利用者で、主にブロードバンドでテレビ番組を見ている世代になる。多チャンネルサービスへの勧誘が目的で、既存のサービスへの競合を避ける為に最大加入者数を限定し、コンテンツ事業者の協力を得ている。しかし、ビジネスになるのか。
$30は高すぎるとの意見がある。これにブロードバンドの料金を加えれば、安い多チャンネルサービスと同じになり、メリットは無いかも知れない。しかし、このサービスの対象利用者はすでにブロードバンドうと使い、Netflix等に加入している人である。ブロードバンドにはすでに加入しており、ブロードバンドの料金は考慮しないであろう。
$30と言う価格自体はどうか? これは、提供されるチャンネルによる。スポーツ専門のESPN/ESPN2はテレビネットワークとしては最も高価で、1加入者当たり月$8ドル近い契約料になるが、チャンネルとして不可欠である。高価なスポーツチャンネル無しで、安い価格にする方法もあるが、ドラマ主体であれば、Netflix、Hulu Plus等で間に合い、リニアなサービスに加入する理由は少ない。Netflix等との差をつけるにはリアルタイム性が重要なスポーツチャンネルが必要であり、そのためには$30は仕方がないであろう。また、Aereoの敗訴はこのサービスに取り、プラスになる。Aereoのサービスがあると、このサービスとの比較になり、$30は高く見えが、その心配は無くなった。
