減少するインターネット広告のクリック

引き続きTV番組がインターネットで配信されて行くには、広告モデルが成り立っていく必要がある。インターネットでビデオを配信する場合、挿入する広告はTV放送より少ない。これは、インターネットでは広告時間が長いと、視聴を止めてしまう人が多いと思われているからである。しかし、広告時間が短いと、収入も少なくなる。

インターネットではビデオに挿入した広告以外に、バナー広告があり、その収入が挿入広告が減る分を補えるとの考えもある。しかし、バナー広告は健在とは言えない。
ComScore社は2年前に行った、インターネット広告をクリックする人たちの動向を調べた、「Natural Born Clickers」のアップデートを発表した。これによると、ウェブサイトのバナー広告をクリックする人は2007年のインターネットユーザの32%から、たったの16%に減った。

調査ではこれらのバナー広告にクリックする人たちを、ヘビー、ミドル、ライトの3階級に分け、ぞれぞれがどの程度のクリックをしたかを調べた。これによると、2007年ではヘビー級クリッカーはインターネット利用者の6%で、広告クリック数全体の50%に貢献した。ミドル級クリッカーは全体の10%で、広告クリック数の30%に、ライト級クリッカーは16%で、広告クリック数の20%に貢献をしていた。

2009年の調査ではヘビー級クリッカーは全体インターネットユーザの4%に減ったが、クリック数全体への貢献度は67%に増えた。ミドル級クリッカーも全体の4%で、18%の広告クリック数に貢献した。要するに、インターネット利用者全体の8%が、広告クリックの85%をしている事になる。バナー広告が目に触れる機会は多くても、実際にそれをクリックする人たちが8%では、その価値が問われる事になる。

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