次は多チャンネルサービスの無断配信

1対1の配信であることで、Aereoが無断で地上波局をインターネット再配信する事が許されるのであれば、同じ理論で多チャンネルサービスも勝手に再配信出来るはずである。NimbleTVはそれを実践する最初の会社となった。同社は、ニューヨークの多チャンネルサービス、Time Warner Cable、Cablevision、Verizon FiOS、それにRCNのサービスの再配信を開始した。NimbleTVは、2つのサービスを提供している。1つは、Time Warner Cable、Cablevision、Verizon FiOS、それにRCNへの加入者に対するインターネットでの地上波再配信である。ニューヨークで、これらのいずれかのサービスに加入している事を証明するニューヨーク市の地上波局の再配信をコンピュータ、あるいはモバイル端末で見る事が出来る。このサービスの価格は月額$3.99で、ネットワーク録画も可能である。

2つ目のサービスは、多チャンネルサービス全体をインターネットで見る事を可能にするサービスである。このサービスは月額$29.98で、別途いずれかの多チャンネルサービスに加入する必要がある。NimbleTV自体は多チャンネル事業者との契約はしていない。同社は最初、多チャンネル事業者と契約した上でサービスを提供する予定で、DISH Networkと話を進め、テストベースでサービスを開始したが、最終的にDISHが手を引いた。NimbleTVは多チャンネル事業者からサービスを再配信する承諾を得ていないが、加入者はそれぞれ多チャンネルサービスに加入しており、NimbleTVは各加入者の為に1対1での配信をしており、Aereoと同様に著作権には触れていないとの理論である。NimbleTVはそのサービスを米国内だけでなく、全世界で展開する予定で、すでにインドのケーブルTVサービス再配信への受付を開始している。