多チャンネルのNetflixへの挑戦

Verizon、それにComcastがそれぞれ、Netflixに挑戦をするサービスを発表した。VerizonはNetflixに競合するストリーミングビデオのサービスを立ち上げると噂されていたが、2月6日にRedboxとの協力でこのサービスを開始する事を発表した。RedboxはCoinstarの子会社で、自動キオスクでDVD、Blu-rayのレンタルを行っている。

  • このまだ社名が決まっていない会社は、Verizonが65%、Coinstarが35%を持つジョイントベンチャーになる。最初の投資額は、Verizonが4000万ドル、Coinstarが1400万ドル。
  • サービスはNetflixと同様に、ディスクとストリーミングのサブスクリプション型だが、ダウンロードのオプションも提供される。
  • サービスはVerizonの加入者だけでなく、全米対象で行われる。
  • Redboxは既存のコンテンツ事業者との関係を使い、コンテンツの交渉を行う。VerizonはそのFiOS TVサービスでの関係を使い、TVコンテンツの交渉をする。
  • サービスは2012年後半にスタート。

このサービスは当然、Netflixへの大きな競合となる。Netflixは大きなリードを持ち、差を縮めることは容易ではないが、Verizonには2つの大きなアドバンテージがある。1つは、そのそのネットワークである。Verizonは大規模な全米バックボーンを持ち、配信に外部CDN会社を雇うことなく、サービスの提供が出来る。また、4Gネットワークも持ち、Verizonのモバイル加入者にはエンド・ツー・エンド、すべてVerizonネットワークでのサービスが提供出来る。

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