視聴者に取り豊富にコンテンツがある事は嬉しいが、チャンネル数が増えることで見たい番組を探すことは困難となる。これにオンデマンドのコンテンツが加わると、番組の発見は更に困難となる。これは、多チャンネル事業者、それにTVメーカーに取っても問題である。多チャンネル事業者はチャンネル(コンテンツ)が増えている事で値上げを正当化しているが、利用者が新たに加わったコンテンツを見ていなければ、値上げに不満を持つ。これはTVメーカーに取っても問題である。TVメーカーは、インターネット機能を付け、ストリーミングコンテンツへのアクセスを加えている。しかし、これらのコンテンツを簡単に探す方法が無ければ利用者は、多チャンネルサービスを見続け、ストリーミングビデオの機能は使われない。
ComcastはそのX1でレコメンデーション機能を加えており、12月にはCoxがそのTrio EPGにThinkAnalytics社のレコメンデーションエンジンを採用する事を発表した。Time Warner CableはDigitalsmithsのレコメンデーション機能を採用する。Digitalsmithsは、iPad、iPhone向けのTVガイドアプリのi.TVとも契約をしたと発表している。Time Warner Cableは、さらにJinniとも契約をした。Jinniのユニークな点は、ムードをベースにしたコンテンツディスカバリーを提供している事で、コンテンツの説明にある形容詞(寒々した、気の利いた、サスペンスに満ちた、等)から利用者が求める雰囲気にマッチしたコンテンツを探す。JinniはTWCに加え、Vudu、欧州のBouygues Telecom、C More Entertainment、Belgacom、Prisa TV等とも契約をしている。また、Sony、Samsung、LG等のスマートTVにもコンテンツのレコメンデーション機能の搭載が始まっている。
