予定通り、Netflixはラテンアメリカへの参入を開始した。最初にサービスがスタートされたのはポルトガル語のブラジル向のサイトで、9月5日に月額14.99ブラジルリアル(US$9.35程度)でサービスが開始された。同社は、9月7日にアルゼンチンとウリグアイ、そして8日にはチリ、ボリビア、9日にはコロンビア、ベネズエラ、ペルー、エクアドルでサービスを開始した。そして、12日にはメキシコ、中米、カリブでもサービスを始めた。メキシコでは月99ペソでサービスを提供している。
NetflixのサービスはPCで視聴可能だが、その魅力はTVで見る事で発揮される。アメリカにおけるNetflixへの配信で、PC向けは20%でしかなく、80%はゲームコンソール、コネクテッドTV、ストリーミング・プレーヤ等のデバイスになっている。ラテンアメリカにおいて、TVでNetflixを視聴する方法はあるか?
コネクテッドTVの販売は始まっているが、まだ設置台数は少ない。Netflixを見るために、コネクテッドTVを買う人は少ないであろうから、コネクテッドTVデバイス(コネクテッドBlu-rayプレーヤ含む)を使った視聴が一般化するのは、まだ先の事である。
すでに持っているデバイスを使うのであれば、それはゲームコンソールになる。PS3、Xbox360、それにWii向けにNetflixアプリケーションが提供されている。ブラジルだけでも100万台以上のPS3とXbox360の設置台数がある。しかし、これらのゲームコンソールでNetflixが使えない可能性もある。ラテンアメリカのゲームコンソール利用者はの多くのは住所を偽り、USA在住で登録している。これは、アメリカ向けのXbox Live、それにPS3 Networkのサービスの方がラテンアメリカ向けにより良い為である。これらのUSA登録になっているゲームコンソールだと、Netflixのラテンアメリカ向けのNetflixサイトのアクセスに不都合が起きる可能性がある。
ゲームコンソールを持っていない世帯では、コネクテッドTVを購入するより、ストリーミングプレーヤを購入するのが低コストな方法である。Roku、それにApple TVは$100以下であるが、どちらも南米では公式に販売されていない。Apple TVもRokuも単にプレーヤだけのビジネスモデルではなく、ストアが一緒になっており、ハードウェアだけを輸出する事は出来い。参入するにはストアも参入する必要がある。
D-LinkのBoxee Boxは南米で販売されている。しかし、Boxee Boxはアメリカでも定価$200と高めである。これに輸入税等がかかると、ブラジルでは900ブラジルリアル(US$500)と言う高い価格になっている。この他、Western Digitalが、WD TV Live Plusと呼ばれるストリーミングプレーヤを販売している。WD TV Live Plusはアメリカ仕様では、Netflix以外、Hulu Plus、Pandora、YouTube、Facebook、CinemaNow、Blockbuster On Demand等に対応している。WD TV Live PlusはアメリカのAmazonでは$60で販売されているが、ブラジルでは500ブラジルリアル(US$300)に近い価格になっており、安い製品ではない。ラテンアメリカでNetflixをTVで見る為の低コストの方法はまだ内容である。
