タブレットは有効な映像デバイスか

多チャンネル事業者はTV番組のタブレットへの配信に力を入れている。すでにCablevision、Time Warner Cableが放送番組をタブレット向けに同時再配信をしており、さらにDirecTV、Coxも同様なサービスを開始する事を発表している。

タブレットは、果たして有効な映像デバイスであるか。オンラインビデオの視聴データを分析しているOoyola社の調査では、オンラインビデオの視聴に関してでは、タブレットはコンピュータ、スマートフォンを上回るデバイスである。

映像をどれほど真剣に見ているかを計る方法として、Ooyola社は何%がビデオを25%、50%、75%、そして100%見たかを分析した。タブレットでインターネットビデオを見た場合、ビデオを最後まで見る率は40%近くであり、携帯電話、コネクテッドTVよりも高かった。最も低いのはコンピュータからの視聴で、最後まで見る率は20%以下であった。

しかし、これだけでタブレットが有効な映像デバイスになっているとは言えない。最後まで見る率が高くても、ビデオが1分程度の短編であれば、TVに比べて、有効な映像デバイスとは言えない。デバイスとその上で見ているビデオの長さを比べると短編が多いのは圧倒的にコンピュータであり、コンピュータで視聴されている50%は3分以下のビデオである。逆に長編ビデオの視聴が多いのはコネクテッドTVで、75%は10分以上のビデオである。タブレットは短編(3分以下)は、30%以下と少な目で、10分以上のビデオは40%以上となっている。コネクテッドTVは長編ビデオを見る率が多いが、それの分、完了させる率は30%程度である。これに対して、タブレットは6分までのビデオが50%を占めており、完了率も高い。

長さが10分以上のビデオの視聴に限って見ると、視聴を75%まで完了させる率はコンピュータ、携帯共に20%以下である。これに対して、タブレットは30%近く、コネクテッドTVは35%以上である。(この調査はhttp://videomind.ooyala.com/blog/videomind-video-index-analytics-meets-big-dataからダウンロード出来る。)