クローズド・キャプションの精度

今年は、放送ネットワークはクローズド・キャプション規制に追われる年になっている。2013年からテレビで放送された番組をインターネットで配信する際も字幕が必要になっているが、先月号で書いたように2016年の1月1日からは放送された番組の一部(クリップ)も対象になる。ニュース番組の一部をインターネットで配信する際も、クローズド・キャプションを付ける事が必要になる。放送局とネットワークはこのための仕組みを検討し、テストをして行く必要がある。さらに2015年1月からはクローズド・キャプションの精度に関するガイドラインも加わる。
FCCは下記のガイドラインを2015年から適用する。

  • 正確であり、会話だけでなく、音楽、他の音響効果も反映する
  • シンクロナイズされており、映像と音声にマッチしている
  • 完全であり、番組の最初から最後まで字幕が入る
  • 字幕が映像コンテンツの邪魔にならないように表示する

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これまでのクローズド・キャプション規制は、それを行わせる事が目的であり、質は二次的であった。リアルタイムの番組では、かなり精度の低い字幕もあり、また、シンクロがずれて、映像とマッチしなくなり、広告の時にも番組の字幕が流れている事もある。

精度に関してはガイドラインであり、具体的な目標は無く、決まった罰則も無い。しかし、それだけに放送局とネットワークはナーバスになっている。精度に関するガイドラインが適用される事で、視聴者の期待は高まる。しかし、具体的な目標は無いので、視聴者の期待、そして、放送局、ネットワークが提供するクローズド・キャプションのギャップが広まる可能性が高く、FCCへの苦情が増え、さらに訴訟が起きる可能性が増える事が心配されている。