VerizonがCablevisionをFCCに訴える

VerizonはFCCに対して、Cablevisionが規制に背いて、FiOS TVに対する番組の配信を拒否していると訴えている。CablevisionとVerizonは共にニューヨークでサービスを行っており、熾烈な戦いを行っている。CablevisionはニューヨークのプロチームのNY Knicks、NY Rangers、NY Islanders、New Jersey Devils、Buffalo Sabres等の放送権を持つMadison Square Garden Network(MSGN)を持っている。FCCは多チャンネル事業者に対して、保有する番組の競合への提供を拒む事を禁じている。

Verizon社はCablevisionはMSGNのSDでの配信はFiOSに提供しているが、HDでの配信は拒否されていると訴えている。Verizonによると、MSGNのSDでの配信もFCCへ訴えた事で、やっと得ることが出来ており、Cablevisionは意識的にFiOS TVへの番組提供を拒否していると訴えている。

これに対して、CablevisionはMSGNのHDでの配信は地上波回線で行われている物で、公平な配信を義務付けている規制の対象にはならないと反論している。規制上、衛星で配信されている番組に対しては、競合に提供を拒否する事は出来ないが、地上回線での配信は規制外になっている。FCCではこの地上回線での抜けな穴を塞ぐべきかの議論がなされている。

この他、AT&TからもケーブルTV事業者が持つネットワークの配信契約に対して抗議が出ており、FCCはこれら訴えを調査する事を発表した。また、CablevisionはMSGNをスピンオフし、独立会社とする事を発表した。CablevisionはMSGNのスピンオフは以前から契約されていたことで、Verizonからの訴えとは全く無関係だと発表している。