Tablet TVのテストサービス開始

放送局保有会社のGranite BroadcastingとイギリスのMotive Televisionが共同で企画しているTablet TVのテストサービスがサンフランシスコで開始した。Tablet TVのコンセプトはその名の通り、タブレットで地上波放送を見る事を可能にする物である。Mobile DTVとは違い、通常のデジタル放送の受信であり、自動車で移動しながらの視聴は出来ない。タブレッドでデジタル放送を見るためには、T-Podと呼ばれる$100以下で市販される製品が必要になる。T-PodはMobile DTVのチューナの様にタブレットに接続する物ではなく、受信した放送をIP変換し、WiFiでストリームする。T-Podは7 GBのメモリーを内蔵し、SDカードでメモリーを増設出来る。このメモリーを使い、蓄積型のVODが出来る。これが、Tablet TVのキーポイントである。

デジタル放送を受信し、それをタブレットで視聴可能にするだけではなく、蓄積型のVODが出来る事がTablet TVの特徴であり、サービス拡張上の課題でもある。サンフランシスコのテストでは、Granite Broadcastingが持つKOFY局がVOD用のビデオデータを送る。T-Pod自体ではGranite Broadcasting、あるいは今後サービスに参加する放送局は儲からない。テストではVODは広告収入で、無料で提供される。Tablet TVが成功するにはこのVOD機能で放送局が儲かる必要があり、サービス拡大の為にはTablet TVの蓄積型VODのデータ放送をする放送局が必要になる。

Tablet TVは12月にはテストを完了し、商業サービスに移行する予定である。利用者を増やす為にT-Podは安く、$50程度で売る考えだ。しかし、その値段では儲けは無いであろう。VODで何を提供し、それで収益を出せる事を3ヶ月間で実証する必要がある。