SVODのアグリゲーション

Parks AssociatesによるとSVODサービスの数は200以上になっている。これほど多くのサービスを支えていく事は可能であろうか? 答えは、ノーとイエスの両方である。200ものSVODサービスが個別に成功する事はありえない。しかし、コンテンツソースとして、生存出来る可能性はある。多チャンネルサービスには200以上のチャンネルがある。もしもそれぞれのチャンネルが個別のプラットフォームであったなら、生存は出来は出来なかったが、多チャンネルサービス言うプラットフォーム/アグリゲーターが存在することで可能になっている。

SVODも同じである。200以上のSVODがスタートしているが、その多くはAmazon Prime Channelで加入者を得ている。Amazonが配信プラットフォームを提供し、プロモーションをし、検索で見つかるようにしてくれるから可能になっている。SVODを有料チャンネルとして扱っているのはAmazonだけでは無い。ComcastはX1でNetflixを含め、多くのOTTサービスを利用可能にしている。HuluもHBO、Showtime等をHulu内から加入可能にしている。Appleも同様なビジネスを考えている様である。

SVODを有料チャンネルとして扱うのは良いが、それぞれに料金を払う必要があり、利用しているサービスの数が増えると支払う料金は大きなものになる。多チャンネルサービスの様に複数のOTTサービスをパッケージ化するサービスも登場している。AT&TがOtter Mediaの買収で得た、VRVがその1つである。VRVは姉妹会社のCrunchyroll他、Boomerang、Cartoon Hangover、Hidive等のアニメ/マンガ系を主体に、ドキュメンタリーのCuriosityStream、ホラー映画のShudder等のSVODをそのプラットフォームで提供している。それぞれのサービスに$3から$7で加入可能だが、月額$10ですべてのサービスのコンテンツが視聴出来、さらにVRVが独占契約をしているコンテンツも見ることが出来る。AT&TはVRVに力を入れており、VRV独占配信のコンテンツを増やしている。

ストリーミング・プレーヤのRokuもOTTビデオのプラットフォームとしてRoku Channelに力を入れている。Roku Channelは無料のサービスで最初はRokuユーザ向けに映画を広告付きで配信していた。現在、Roku ChannelはRokuユーザ以外でもブラウザーで視聴可能になっており、また、ライブ・コンテンツも加えている。ニュースのABC News、Yahoo News、Newsmax TV等に加え、新たにeスポーツのWham Network、マーシャル・アーツのCOMBT GO、大学スポーツのStadium等を加えた。

さらに、ライブ(リニア)配信に特化したプラットフォームもある。Pluto TVはテレビ放送と同様に番組表をベースに100以上のチャンネルを配信している。Pluto TVもRoku Channel同様に無料のサービスで、広告が収入源になっている。Pluto TV独自の映画チャンネル等もあるが、ライブ配信のOTTサービスのCBSN、Cheddar、CNET、Stadium、The Onion、Wham等がPluto TVのチャンネルに含まれている。