Roku利用者は369万人

Rokuのアクティブな利用者は2019年末で369万人となり、Rokuでのストリーミング時間は60%増え、117億時間となった。Q4の売上は前年同期から42%増え、$4.1億となった。プラットフォーム収入(広告、サブスクリプション売上のシェア、Roku TVメーカーからのライセンス等)は71

世界のTV市場シェア

Sigmaintellの報告によると2019年の世界テレビ市場の1位はSamsungで17.8%のシェアがあった。同社の2018年のシェアは16.7%であった。2位はTCLで、シェアは2018年の11.6%から13.0%に増えた。3位のLGのシェアは11.3%から11.0%に落ちた。TCLの

TiVoとXperiの合併は中止か

TiVoはComcastとのパテント訴訟で重要な勝利を得た。控訴裁判所はITCによるComcastのX1 STBの輸入禁止措置を支持した。問題のパテントは昨年で失効しており、Comcastに対してすぐのインパクトは無いが、他の2つのパテント侵害の判定に大きな影響を与える可能性がある。しかし、

CES: Roku対Amazon対TiVo

ストリーミング・プレーヤ市場の競争が激しくなっている。CESでRokuはRoku機能を搭載したRoku TVが新たに15のブランドから提供になることを発表した。すでに12のブランドからRoku TVが発表されており、Samsung、LG、Vizio、Sony以外の殆どのブランドからRoku TVが販売される事になる。RokuはさらにサウンドバーをRoku TVに接続する事を容易にするRoku TV Readyのプログラムも発表し、Denon、Polk、Marantz等のブランドからRoku TV Readyのサウンドバーが発売になる。

AmazonのFire TVの利用者数は4000万人に達したが、米国内では利用者3200万人のRokuに負けている。AmazonはRoku TVに対抗するためにFire TV内蔵のFire TV Editionに力を入れていくと共に、Fire TV Edition for Soundbarsも発表した。ストリーミング・プレーヤとの接続を簡単にするRoku Readyサウンドバーとは異なり、Fire TV Edition for SoundbarsはFire TVを内蔵したサウンドバーで、TCL等のブランドから発売になる。

CES: Quibiの詳細

CESでの大きな話題の1つはQuibiで、創立者のジェフリー・カッツェンバーグとメグ・ホイットマンがキーノート・スピーチを行った。Quibiが話題になっている理由は様々あるが、1つはサービスがモバイル・ファーストだと言う事である。以前はOTTビデオの視聴はモバイル端末が多かったが、クオリティーの高いコンテンツが増えることで、コネクテッドTVでの視聴が増えている。その中、あえてモバイル・ファーストのサービスを提供するQuibiは注目されている。カッツェンバーグ氏はNetflix、Disney+、HBO Max等はTVをベースに戦っているが、Quibiの狙いはスマートフォンであり、加熱しているストリーミングサービスの競争には無関係だと語っている。