CESでのスマートTVの話題

ストリーミング・プレーヤーでは最大のシェアを持つRokuを内蔵したスマートTVはTCL、Hisense、Sharp、JVC、RCA等のブランドから発売されて来たが、Rokuは新たに自社ブランドのTVを発売する。RokuブランドのスマートTVは24インチから75インチの11モデルあり、価格は$

ワイアレスTV

CESでLGが無線で4K 120 MHzのビデオと音声を送ることが出来る97インチのテレビを発表した。しかし、電力のケーブルは必要であり、完全にワイアレスではない。Displaceは完全にワイアレスの55インチテレビを発表した。ストリーミング・プレーヤー、ゲーム機等のソースはサーバー的なデバ

WBDが戦略をUターン

3QにおけるWarner Bros. Discovery(WBD)の有料チャンネルのHBO、SVODのHBO Max、それにDiscovery+の世界での加入者数は280万人増え、9490万人となったが、投資家が予想していた327万人の増加を下回った。売上も予想の$105.1億を下回る$98.2億であった。プラスの要因と言えは、赤字がQ2の$340万から$240万に減った程度である。しかし、WBDの負債額は$500億以上あり、CEOのデイビッド・ザスラフは$35億規模のコスト削減を発表しており、レイオフを行っている。

Disney+は2024年に黒字になるか

Disneyのストリーミング・サービスへの加入者は増えたが、経費も増え、Direct-to-Consumerサービスからの赤字は前期の$11億から$14.7億に増えている。Huluは黒字であり、赤字はDisney+が原因している。財務報告の時点ではCEOであったボブ・チャペックはDisney+は2024年には黒字になると語ったが、彼に対する取締役会の信頼は薄く、その2週間後に彼は退陣し、2005年から2020年までCEOであったボブ・アイガーがカムバックした。

ComcastとCharterがCTVに注力する理由

ComcastとCharterは4月にコネクテッドTVを開発するジョイントベンチャーを立ち上げ、10月にその社名をXumoとした。このJVはケーブルTV事業者の今後に重要な影響を与える。ケーブルTV事業者は加入者を失ってきたが、ブロードバンド加入者が増えてきた事、それにVOD、電話、セキュリティー等のサービスの追加により売上を増やしてきた。しかし、固定電話への加入者は減り始め、セキュリティーサービスへの加入者も頭打ちになり、VODもNetflix等の競合で利用は減っている。それでも、ブロードバンド加入者が増えることで売上は増えてきた。OTTビデオの普及により新規加入者が増え、さらに高速なサービスの需要が増えることでネットワークの高速化が遅れていた電話事業者のシェアを奪ってきた。ブロードバンド市場におけるケーブルTV事業者のシェアは2012年では57.5%であったのが、2021年には69.8%になっている。