VerizonもCAS切り離しの延期に賛成

ケーブルTVを代表するNCTA,それに幾つかのケーブルTV事業者はFCCに対して2007年7月から始まる,STBとCASの切り離しの延期を求め始めていいるが,VerizonもFCCに対して延期に賛成する事を表明した。Verizonは既存のケーブルTV事業者ではなく,この規制の影響は受けないが,同社はCASをSTBから切り離す方法としてCableCARDではなく,ソフトウェアベースのDCASを支持しており,DCASが開発されるまで,この規制を延期することをサポートするとFCCに報告した。

FiOSは2009年には採算性ラインに達する

VerizonはそのFTTPサービスのFiOSの加入者は2010年にはブロードバンドが700万世帯,TVが400万世帯に達し,2009年には採算性ラインに達する事が出来ると発表した。この予想ではVerisonの2004年から2010年へのFiOSへの投資額は180億ドルになる。1世帯あたりへの投資額は減少している。Verizonは現在の世帯あたりのCapexはサービスを引くのに$873で,実際にサービスを提供するのに$933であるが,2010年にはサービスを通過させるのが,$700,サービスを提供するコストが$650ドルに下げると発表している。VerizonはFiOSの通過世帯は2006年末で600万世帯で,2010年末には1800万世帯に達し,その総加入世帯数の3300万の半数を超える。Verizonは現在の加入者数は発表していないが,目標値に近いと発表している。目標値は2006年末でブロードバンドサービスが72.5万世帯,TVが17.5万世帯である。VerizonはFiOS TVの2007年の目的として,Tコマースを含む双方向サービスの充実を上げている。

RCNがデジタルサイマルキャストを開始

トリプルプレー事業者のRCNはそのケーブルTVサービスでアナログ放送を同時にデジタルでも放送をするデジタルサイマルキャストをBigBand社のBroadband Multimedia-Service Routerを使い開始した。サービスはシカゴとニューヨークのシステムで提供が始まっており,年内にはワシントンDC,ペンシルバニアで開始する。残りのサンフランシスコとロサンジェルスでのデジタルサイマルキャスト開始の予定は未発表。

ABCがブロードバンドビデオを開始

この夏に行われた2ヶ月間のテストを経て,ABCはこの秋から正式にそのブロードバンドビデオのサービスを開始した。ABCはそのウェブサイト,ABC.comで「Lost」,「Desperate Housewives」,「Six Degree」等のABCで放送される番組を放送の翌日から提供する。各エピソードは約1ヶ月間,提供される。番組には広告が挿入され,無料で提供される。視聴者は,チャプター間を移動する事が出来るが,広告を飛ばすために早送りをする事は出来ない。ABCは同社が保有しない,系列局のオナーとの交渉を行い,系列局はこのABC.comのサービスをプロモートするだけでなく,自局のウェブサイトにこのビデオプレーヤ機能を付け,TV放送と同様にスポット広告を売り,収入を得ることも出来る。

VerizonはMicrosoft TVに不満?

Wall Street JournalによるとMicrosoft TVのHybrid EditionをFiOS TVのプラットフォーム採用しているVerizonはMicrosoft TVの技術的な問題,それに開発の速度の遅さに業を煮やし,独自のプログラミングチームを作り,ソフトウェアの開発に関わり始めたと報じた。Microsoftはこれに対して,VerizonのMicrosoft TVへのコミットメントに代わりはなく,ソフトウェア開発にVerizonが加わり,Microsoftのスタッフを減らしていくことは最初からの予定だと語っている。