フランチャイズ交渉を早める規則

FCCは電話事業者の多チャンネルビデオサービスの参入をスムーズに進めるためにフランチャイズ交渉を早める規制を提案している。テキサス,カリフォルニア,ニュージャージ等では州単位のフランチャイズを可能にする法を通過させたが,他の州は電話会社は個々の自治体と交渉する必要がある。自治体は色々な条件を出し,交渉が遅れることは常である。この案では自治体は電話会社等,すでに回線を敷設する既存の権利を持っている事業者との交渉期間は90日間と決められる。既存の権利が無い事業者との交渉期間は6ヶ月。FCCは1995年から2005年の間でケーブルTVの料金は95%も上がっており,電話会社の参入を早めることが競争市場を作るのに重要だと語っている。

RCNを狙うComcastとVerizon

Telcoに取ってはCLEC(Competitive Local Exchange Carrier),MSOに取っては オーバービルダー(すでにケーブルがある地域で新たにケーブルTVを提供する事業者)であるRCNは2006年9月に自社を最も高い入札者に売ることを発表した。RCNはボストン,ニューヨーク,東ペンシルバニア,ワシントンDC,シカゴで光ファイバー上でブロードバンド,ビデオ,電話サービスを提供している。この競売はプライベートエクイティー会社等の関心を集め,現在で15億ドルから18億ドルの入札額になっている。競売は2007年1月まで続くと思われるが,RCNの購入にはプライベートエクイティー会社だけでなく,Comcast,Verizonも関心を示している。Verizonに取ってはこれらの地域でビデオサービスに参入する近道になる。Comcastはシカゴ,ボストン,ワシントンDCではすでにケーブルシステムを持っており,RCNの購入の価値は少ないように思える。しかし,RCNがVerizonの手に落ちることはComcastに取り,大きな脅威であり,ComcastがRCNの競売に関わっているのはRCNをVerizonに渡さない為だとの意見もある。

CableLabsがM-Card認証テストを開始

CableLabsはOpenCable規格の一部で,CASを内蔵したCableCARDのマルチストリーム版(通称M-Card)の認証テストを開始する。これまでのCableCARDは1つのストリームにしか対応出来ない。テレビであれば,これで問題は無いが,複数のチューナを持つDVRでは問題が出る。TiVoのSeries3はデジタルケーブルTVに対応しており,2つのケーブルTVチューナを内蔵している。M-Cardも使えるが,まだ出荷にはなっていないので,TiVoは2つのCableCARDのスロットを取り付けることでこの問題を回避している。M-Cardの認証テストは2007年1月から開始の予定。

Charterがオンデマンド広告をテスト

Charter CommunicationsはそのセントルイスのケーブルTVシステムで,無料VODのビデオへのリアルタイムなオンデマンド広告挿入のテストを開始した。テストにはAtlas On Demand,C-COR,Harmonics,TVN Entertainment等が協力している。広告はVODのビデオに事前に挿入されるのではなく,視聴者が選んだ時点で適切な,最新の広告を挿入していく。他のケーブルTV事業者も同様なオンデマンド広告のテストをしているが,Charterはそのテストはこれまででは最大規模の物になると発表している。

DisneyとComcastがVOD契約

DisneyはComcastのVODサービスに対してそのコンテンツを提供する契約を結んだ。DisneyのABCは他のネットワークより先にその番組をiTunesで販売を始め,また,いち早く自社のウェブサイトからでも提供を始めていたが,ケーブルTVのVODで番組を提供する事ではNBC,CBSが早く,ABCはまだであった。今回の契約で,DisneyはABCのDesperate Housewives,Lost等のドラマ,ESPN,Toon Disneyの番組を2007年秋より,Comcastの無料VODで提供を開始する。Disneyの映画は有料VODとして,1本3.99ドルで提供になる。また,ComcastはDisneyと共同で経営してきたケーブルTVネットワークのE! NetworkのDisneyのシェア39.5%を12.3億ドルで買い,E!は100%Comcastの子会社になる。