BBCは昨年の9月からWiFi対応のモバイルデバイス向けのTV番組の配信をテストしている。配信は176 X 144の画面サイズで、デバイスとしてはHTC、Motorola、Palm、Samsung、Sony Ericsson、iPhone等のサポートが検討されている。BBCは以前ににもモバイルTVのテストを行っている。2005年にはオックスフォードでのテストを行い、2006年にはBTのMovio上での配信をテストした。今回のテストはWiFiを使った物で、特定の通信事業者との協力は無い。
ComcastがNBC UniversalとVOD契約
Comcastは1月にCBSとそのヒット番組のCriminal Scene Investigator等を99セントでVODする契約を行ったのに続き,NBC Universalとその過去と現在のヒット番組をVODする契約を行った。NBC,NBC系のUSA Network,SCI FI Channel,Bravoで放送された番組がVODで提供され,プライムタイムの番組は99セント,深夜,昼間の番組は無料でComcastのデジタルTV加入者に提供される。CBS,それにNBCの番組のVODはそれぞれネットワークが直接に保有する局(O&O Owned & Operatedと呼ばれる局)が放送している地域のみで提供される。ネットワーク直接保有以外の局はネットワークがVOD番組を提供することはその視聴率を減らす事になるとして,VODに合意をしていない。
Canoeが広告規格を発表
ケーブルTV事業者が共同設置した次世代広告のプラットフォームを提供するCanoe VenturesがそのAdvanced Advertising 1.0を発表した。規格は既存の規格と4つの新たな広告専用のインタフェースで構成されている。Advanced Advertising 1.0の規格を構成するのは:
- 既存のCableLabs規格
- Enhanced Television Binary Interchange Format
- VOD Metadata 2.0
- 既存のSCTE規格
- SCTE-35
- SCTE-130
- EBIFベースの新インタフェース
- Service Measurement Summary Interface
- Interactive Fulfillment Summary Interface
- InteractiveApplication Messaging Platform
- Campaign Information Package Interface
Advanced Advertising 1.0はCanoe、CableLabs、ケーブルTV事業者で構成されるCableLabsのワークグループが開発し、今後のメンテナンスも行っていく。この規格に関する情報はその専用のウェブサイト、www.advancedadvertising.comでアップデートされて行く。
Canoeはそのアドレッサブルな広告プラットフォームを4から6週間以内に立ち上げ、夏には全米テストを行うと発表している。
ホットなVODサーバー分野
IPTV事業者、ケーブルTV事業者がVODに力を入れることで、VOD向けのサーバー分野がホットになっている。MotorolaはB-1 VODサーバーの小型版のB-3を発表した。B-3はフラッシュメモリーを使い、1つのユニットで、約350のストリームを可能にする。製品はよりエッジに近い場所にVODサーバーを配置する事を容易にする。
スウェーデンのEdgeware社はサンノゼ市にに米国事務所を開き、最大5400ストリームを可能にするフラッシュメモリー・ベースのVODサーバー、Orbitの発売を開始した。Edgeware社はIPTV向けのVODサーバーを開発する為に2004年に設立された会社で、同社はブロードバンドビデオ事業者のZillionTV社と契約をしている。
また、Concurrent社もそのケーブルTV事業者向けのVODサーバーをインターネットビデオ、モバイルビデオ向けに使う「ビデオ・コンバージェンス」の戦略を発表した。同社はそのMediaHawkサーバーをインターネットでのビデオ配信向けにも提供をしていく。
マルチルームDVR
CiscoはNCTA主催のCable Showにおいて、マルチルームDVRのExplorer 8600HDCを発表した。Expolrer 8600HDCはそのHDDに録画したビデオを他の部屋のSTB向けに配信をする事が出来る。Explorer 8600HDCはtru2way、MoCA、DLNA、DTCP-IPに対応している。ケーブルTV事業者のTime Warner Cable(TWC)、Cox、Bright Houseは今年の後半にこのDVRの導入を開始する事を発表している。
また、Motorolaもそのマルチルーム技術のFollow Me TV(FMTV)をtru2way互換のDCX3400-M、DCX3200-Mで実現した事を発表した。FMTVはMoCAだけでなく、HPNA、HomePlug、802.11nにも対応している。Cisco製だけでなく、MotorolaのSTBも採用しているTWCはFMTVの採用も発表している。TWCはMoCAを使い、DVRに蓄積された番組を他の部屋のSTBに配信する事に使うが、FMTVは他のSTBだけでなく、ネットワーク接続されたPC、ホームメディアサーバー等とのコンテンツの共有を行う機能も持っている。

