増えるオンラインビデオの視聴

ComScore社の統計によると、オンラインビデオの視聴者は2009年12月で、インターネットユーザの86%に値する1.78億人に達した。1年前の2008年12月は1.5億人であった。2009年12月に視聴されたオンラインビデオの本数は332億本で、前年同期の143億本から、150%の成長を見せている。1視聴者あたりの平均月間視聴本数は、2008年12月では96本であったのが、2009年12月には187本へと増えた。

インターネットでビデオを配信しているサイトのトップは依然として、Google/You Tubeで、1.358億のユニーク視聴者を持ち、2009年12月で月間132億本のビデオをストリームし、全体の約40%のシェアがあった。ユニーク視聴者数での2位は、Yahoo!で、5980万人がYahoo!でビデオを視聴した。

ユニーク視聴者数
サイト 視聴者数 平均視聴本数
Google系 135,830,000 97.5
Yahoo系 59,842,000 9.0
Fox Interactive Media 56,781,000 9.7
CBS Interactive 47,918,000 6.2
Microsoft系 44,579,000 12.6
Hulu 44,189,000 22.9
Viacom Digital 39,592,000 9.4
Facebook.com 32,754,000 5.0
Turner Networks 30,586,000 12.0
5min.com 30,530,000 2.5
合計 177,851,000 186.9

ComScore

ブロードバンドの普及計画

FCCは3月16日にそのブロードバンド普及計画を公開会合で発表し、翌17日に議会にその計画を提出する事になっている。FCCのジェネコウスキー委員長は、ゴールは2020年までに1000万世帯に対して、100 Mbpsのサービスを普及させることだと発表している。FCCはまた、ブロードバンド普及計画として、ブロードバンドの利用を教育、医療、エネルギー、雇用等の推進と融合するアイデアを発表している。

FCCがメディアの将来の調査を開始

FCCは、ジェネコウスキー委員長の特別顧問のSteve Waldmanをリーダーとして、メディアの将来を考えるプロジェクトを開始させた。3月4日のワークショップがその最初の活動となり、年末にはその報告書を発表する予定。メディア、特に地域の報道メディアが低迷する中、FCCが何を提案するかが注目

インターネット中立性

FCCはインターネットの中立性を規制化しようとしており、その為にインターネットアクセスを「情報サービス」ではなく、通信法第2条で定義される電気通信として定義し直す必要性が論じられている。FCCは「情報サービス」に対しては直接的な規制権限は無いが、通信法1条は、その有線と、無線通信に関連するサ

FCC: 放送帯域の自主的返還を提案

今後の無線通信の為の帯域を確保する為に、FCCは放送帯域を含めた、帯域の利用権利を持つ物にがその帯域を自主的に政府に返還し、競売に出し、その代償に、競売収入の一部を支払う事を提案している。FCCのジェナコウスキー委員長は、500 MHzの帯域を確保する事を目的としている。放送は約300 MH