Netflixの視聴は増えているが、それがいかにTV番組の視聴率に影響を与えているかは、はっきりとしていない。Netflixがキャッチアップサービスを提供する事で、TV番組の視聴が増えているとの説がある。逆に、Nickelodeon等のネットワークの視聴率が落ちている背景には、Netflixがあるとの説もある。Bernstein Researchは、TiVoが提供している視聴者調査のStopWatchをベースに行った調査の結果をした。
これによると、ストリーミングサービスの利用者でも、ストリーミングをしていな人でも放送番組の視聴時間に大きな違いは無い。ストリーミングサービスの利用者は、ビデオエンターテイメント好きで、TV放送の視聴も多いとの統計は他の調査でも出ている。
4大地上波ネットワークの視聴率に対してはNetflix等のストリーミングはポジティブな影響を与えている。2011年第1四半期から今年の同期の視聴率の増減を比べると、4大ネットワークでは、ストリーミング利用者の方が視聴率の増加が、非利用者より高い。これは、キャッチアップサービスは、番組の視聴率にプラスの影響を与えているとの説をバックアップしている。「Mad Men」等の番組のヒットで視聴率を大きくと伸ばしているAMCは、Netflixがその番組を配信するようになった事がきっかけだといわれている。Bernsteinの調査では、ストリーミング利用者におけるAMCの視聴は前年同期比で、86%も増えている(非利用者の増加は71%)。
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ストリーミング利用者と非利用者の視聴率の増減 |
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地上波ネットワーク |
前年期比視聴率の増減 |
差 |
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ストリーミング利用者 |
非利用者 |
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| CBS |
21% |
15% |
6% |
| Fox |
(7%) |
(11%) |
4% |
| ABC |
27% |
23% |
3% |
| NBC |
32% |
30% |
2% |
| CW |
32% |
37% |
(6%) |
BernsteinによるTiVoのStopWatchのデータ分析
しかし、CWの様にストリーミング利用者の方が視聴率が減っているネットワークもある。なぜかは不明だが、ストリーミング利用者で軒並みに視聴率が減っているジャンルが1つある。それは、前記のNickelodeonが含まれる子供向けネットワークである。
子供向けネットワークは、非ストリーミング利用者の世帯では前年同期の視聴率は全体的に増えているのに対して、ストリーミング利用者世帯では、5ネットワーク中の3つで、減少をしており、ストリーミング利用世帯での視聴率が低い。
多分、子供番組は、リアルタイムで視聴する必要性が低く、ストリーミングで好きな時間に見られれば、放送時に見る必要は無いのであろうが、子供向けネットワークでは、その番組をインターネットで配信する相乗効果は少ない様だ。ネットワークで配信した分、放送での視聴が減るのであれば、ストリーミングの価値は無い。しかし、Nickelodeonは、Netflixの利用世帯はTV世帯の4分の1以下であり、その影響を深く考える必要はなく、同社はNetflixへの配信を引き続き行っていくと発表している。
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ストリーミング利用者と非利用者の視聴率の増減 |
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子供向けネットワーク |
前年期比視聴率の増減 |
差 |
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ストリーミング利用者 |
非利用者 |
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| Cartoon Network |
9% |
12% |
(3%) |
| Nickelodeon |
(6%) |
2% |
(8%) |
| Nick Toons |
(11%) |
5% |
(16%) |
| Disney XD |
11% |
27% |
(17%) |
| Teen Nick |
(11%) |
26% |
(36%) |
BernsteinによるTiVoのStopWatchのデータ分析
