Netflixの第3四半期末のアメリカでの加入者数は2379万人で、前期から810,000人の減少を見せた。サービスの分離と、値上げによる影響で、Netflixは3Q末で加入者は2400万人になるとの見通しを発表していたが、これを下回る物になっている。ストリーミングサービスへの加入者は2145万人(見通しでは2180万人)、DVDレンタルサービスは1393万人(見通し1420万人)であった。両方のサービスへの加入は50%以下であり、新規加入者ではたったの7%でしかない。Netflixはその国内の加入者はさらに減少する事を予測しており、2011年末では2000万から2150万人になるとの見通しを発表している。
アメリカ以外の国の加入者は510,000人増え、148万人となり、合計加入者数は2527万であった。Netflixは現在進められている南米に加え、2012年初めには英国への進出を行う。しかし、国内での加入者が減少している中、コストがかかる海外進出を続けていくことは問題であり、Netflixはイギリス進出の後は、海外進出をストップする事を発表した。
加入者を戻すには、ストリーミングのコンテンツを充実させていく必要がある。以前は、ストリーミングはDVDレンタルの無料オプションと見られていたが、分離した後はそれ自体で価値を出せないと、加入者を維持出来ない。第3四半期では、Netflixはストリーミングコンテンツの為に5.39億ドルを使い、1月から9月までのストリーミングコンテンツへの投資を13億ドルとした。これに対して、DVDレンタルの為に投資は3Qで2080万ドル、9ヶ月間で6200万ドルでしかない。
Netflixは、最近Warner Brother Television、CBSと契約し、そのコンテンツを増やしているが、新たに韓国の映画配給会社のCJ E&Mと契約をし、Moss O、Slimed、The Servant、I’m a Cyborg But That’s Okay等、20の映画のストリーム配信権を得た。契約した映画には日本語のキラーバージンロード「Killer Bride’s Perfect Crime」が含まれている。
Netflixは、その加入者に対してDVDのレンタルとストリーミングサービスの分離の発表のやり方に対して謝罪をしたEメールを送り、そこでDVDレンタルをQwiksterとして、別事業にする事を発表した。しかし、これに対する反対は大きく、Netflixはすぐにこれを中止し、2回目の謝罪Eメールを送ることになった。DVDのレンタル、あるいはストリーミングだけのオプションを選択した加入者には、問題は無いが、引き続き両方のサービスを利用する加入者に取っては、DVDレンタルが別会社、別ウェブサイトになることは非常に不便である。見たい映画を探のに、両方のサイトに行き、検索し、DVD見るか、あるいはストリーミングするかを決めなければならない。また、過去のレンタル経歴をベースにした、レコメンデーションもDVDとストリーミングでは別になってしまう。CEOのリード・ヘイスティングは、スピンオフ中止の発表で、「Netflixはこれまで素早く動いてきたが、素早い事と、早く動きすぎてしまう事は違い、今回は動きが早すぎた。」と語っている。
