NetflixはVerizonのブロードバンドサービスの加入者がNetflixを見ている時に、回線速度が落ち、ビデオの解像度を落とす必要があった時に、「Verizonのネットワークは混雑をしていますので、スムーズな再生の為にビデオを調整します」とのメッセージを表示した。回線速度が落ちた理由をVerizonの責任にする事は不当であり、メッセージの表示を中止しない場合は、訴訟を起こすとの書面をVerizonはNetflixに送った。Netflixはこのメッセージはテストで、一部の利用者の画面に表示されただけであり、すぐに中止したと発表している。
NetflixにはVerizonを責める理由がある。Comcastが3月にNetflixと直接接続の契約をしたのに続き、4月にはVerizonも契約をした。Netflixは本来は出せるはずの速度を提供してもらうために、支払いをする事は間違いだが、利用者が満足をする画質を提供する為にはしかたがないと語っている。NetflixのISP速度のリストを見ると、FTTHのVerizon FiOSの速度は1.9 Mbpsしか出ていないく、おかしい事は確かである。Verizonは自社のRedbox Instantを優遇し、意図的にNetflixの速度を落ちしていると疑われても仕方がない。
直接接続をした事で、Comcastのネットワーク上でのNetflixのトラフィック速度は大きく増えた。契約前の2月は1.66 Mbpsであったのが、契約した3月には2.5 Mbpsに向上した。NetflixがComcastに支払った金額は不明だが、その効果はあったと言える。しかし、Verizonの場合、効果はゼロである。Verizonの5月の平均速度は1.9 Mbpsで、3月と同じであり、直接接続の契約の効果は無い。
FCCのWheeler委員長はインターネット中立性規制の中でこの様な優先接続契約を認めるべきとの意見であったが、Comcast、VerizonがNetflixと接続契約が大きな話題になっている事で、FCCとして調査をすると発表した。
