MSOを代表するNational Cable Telecommunications Association(NCTA)はFCCに対するOpenCableに関する報告で,MSOは双方向対応のDCR(Digital Cable Ready)製品とソフトウェアベースのCASに関して話し合いを続けていると報告した。これに対して家電ベンダーを代表するConsumer Electronics Association(CEA)は話し合いはあるが,MSOのソルーションには合意していないと報告している。FCCはケーブル業界の解放策の1つとして,デジタルSTBのナビゲーションとCASを分離し,STB内蔵のTVを家電ルートで販売可能にしようとしている。現在,単方向のDCR製品は市場に出ているが,双方向対応のDCRはまだである。また,ケーブル事業者はCASを切り離す方法として,現在のカード型ではなく,ダウンロード可能なソフトウェアCASの開発をしている。これらの動きに対してFCCはNCTAとCEAに対して個別に報告をする事を求めている。その11月30日の報告でNCTAはCEAとの協力は進んでいると述べたのに対して,CEAはMSOの開発している双方向DCR製品はこれを求める法律,規制の真意を満たす物ではないと批判した。CEAはMSOのソルーションは現在MSOがSTBをレンタルして状況をを今後も続ける事が最大の目的であり,DCRは必要以上に機能を限定させている,非競合的な規格だと報告している。さらに,CEA,Dell,Hewlett-Packard,ATI,SonyはFCCに対して,別途,DCASはPCとの互換性が無く,ケーブル業界はPCをケーブルサービスに対応させることに無関心だと言う批判書を提出した。これに対してNCTAは,ケーブルTVサービスを受信するデバイスとしてPCを差別していることは無く,すでにMicrosoftの Windows Media DRMを採用したPCでケーブルサービスを受信出来るOpenCable Unidirectional Receiverの規格を作っていると反論している。
