NBCUはiSpotをカレンシーに採用

NBCUniversalは5月のUpfrontからiSpot.tvをカレンシーとして採用する。NBCUは冬季オリンピックとスーパーボウルでiSpotの評価を行っていた。NBCUは平行にNielsenもカレンシーとして使い続けるが、クロスプラットフォームの取引にはiSpotをベースにする事を勧める。NielsenもクロスプラットフォームのNielsen Oneに移行中であり、2024年に現在のカレンシーからNielsen Oneに完全に移行の予定である。NBCUのGlobal Advertising & Partnershipsのトップのリンダ・ヤッカリーノは「いずれにせよ、今までのカレンシーは無くなり、それを止めることは出来ない」と語っている。

iSpotをカレンシーとして使い始めると同時にNBCUはPeacockで完全にプログラマティックな取引を可能にし、Adobe、Amazon、Samsung DSP、Xandar等のDSPとのインテグレーションを可能にする。プラットフォームにはiSpotのデータ、それにNBCUのファースト・パーティー・データのNBCUnifiedも統合される。また、NBCUnifiedでのアイデンティティーの判断にNBC IDだけでなく、OpenAPのOpenIDを使えるようにもする。キャンペーン終了後には、広告主はクロスプラットフォーム、クロス・パブリッシャーの複合リーチ頻度の報告をOpenAPのXPmフレームワークから得ることが出来る。

また、キャンペーンのプランニングの効率化のために、NBCUはSalesforceとMediaoceanとの協力でリニア/デジタル広告のRFPの作成、管理、自動化を行う。これは今年の後半に提供予定で、One Platformに自動化機能を加え、広告キャンペーンの計画から実行へのワークフローを効率的にする。具体的には、NBCUのAPIによりMediaoceanのPrismaとSalesforceのMedia CloudをOne Platformに統合し、RPF処理を自動化する。

NBCUはまた、同社のファーストパーティ・データのNBCUnifiedと広告代理店、広告主のデータを統合する事を可能にする。Dentsu Internationalが最初のパートナーとなっており、同社のM1プラットフォームのデータ、それにクライアントのデータの個人と世帯IDをNBCUnifiedのNBC IDと融合する事を可能にする。NBCUnifiedには1.5億人の個人、8000万世帯のデータが含まれている。

NBCUは個人情報に触れる事なく、外部からNBCUnifiedのデータ検索を可能にするための「クリーンルーム」機能のAudience Insight Hubも提供する。Audience Insight Hubの最初のパートナーにはOmnicom Media Groupがなっており、同社のOmniシステムから個人情報に触れる事なく、NBCUのファーストパーティ・データを検索する事を可能にする。