アメリカのフル出力局のアナログ停波は2009年に完了したが、低出力局(LPTV)、それに中継局のアナログ放送は許可されたいた。しかし、7月13日にはそれらの局もデジタル化を完了させるか、あるいは停波をしなければならない。何%がまだアナログで放送をしているかは不明だが。約2000のLPTV局と3300の中継局がある。デジタル移行の予算が無いことからLPTV局の数は減っていくとの予想があったが、ATSC 3.0がシナリオを変えた。ASTC 3.0によるデータキャスティング(Broadcast Internet)への注目がLPTV局への投資を高めた。
ATSC 3.0に移行したフル出力局はATSC 1.0での放送も行うことが義務化されている。ATSC 3.0に移行した局は同じ地域の他局に自局の主チャンネルと副チャンネルをATSC 1.0で放送してもらい、その代わりにそれら局の主チャンネルをATSC 3.0で放送している。そのため、データキャスティングに使える容量は限られている。LPTV局にはその義務は無いので、ATSC 3.0への移行は簡単である。ATSC 1.0での再送信が無いので、放送の視聴者は失うが、データキャスティングを行うことが出来る。
LPTV局を使ったBroadcast Internetの事業を狙っている会社の1つはARK Multicastingで同社はLPTV局の免許、あるいは局の建設許可を買い上げ、全米規模のネットワークを作ろうとしている。同社はすでに283局の免許あるいは、建設許可を得ている。
