HuluもOTT多チャンネルサービスに参入

HuluもついにOTTベースのバーチャル・多チャンネルサービスへ参入した。サービスはベータとなっているが、機能が限定されていることはなく、誰でも加入する事が出来る。Hulu with Live TVの料金はOTT多チャンネルサービスとしては平均的な$40で、主要な50程度の多チャンネルサービスネットワーク、4大地上波ネットワーク、HuluのSVODサービス、それに50時間のクラウドDVRが含まれる。地上波の同時配信はネットワークと加盟局が契約出来ている地域に限られる。有料追加チャンネルとしてはShowtimeが$9で提供されている。Huluに投資しているABC、NBC、Fox系の主要な多チャンネルサービスのネットワークはあるが、MTV、Nickelodeon、Comedy Central等のViacom系ネットワーク、AMC系ネットワーク、Discovery系ネットワーク、それにShowtime以外のHBO等の有料チャンネルが無い。

月額$40のサービスに含まれるクラウドDVRは録画時間が50時間に限られ、また、CMのスキップが出来ない。$15の追加料金で、DVR録画時間を200時間に増やし、広告スキップが出来るようになる。1つのサービスで6つのプロフィールを作り、好みのチャンネル、番組、スポーツチーム等を登録出来る。子供向け番組以外は視聴できないプロフィールも作れる。また、スポーツチームを登録すると、そのチームの試合の自動録画も出来る。しかし、同時に視聴可能なストリームは2つに限られている。$15の追加で、ストリーム数を無制限に出来る。200時間のDVRと無制限のストリームの両方を$20で加える事も出来る。また、$4の追加で、SVOD部分の広告を取り除く事も出来る。

デバイスとしてはiOS、Android、Apple TV、Xbox One、Google Chromecastに対応しており、Roku、Fire TV、SamsungのスマートTVにも近日中に対応する。

Hulu with Live TVの最大の特徴は広告にある。Sling TVはプログラマティック広告を始めたが、他のOTT多チャンネルサービスはまだ通常の多チャンネルサービスと同様に広告を挿入している。Huluはネットワークに対してリアルタイムでの視聴者統計を提供し、プログラマティックな広告販売を可能にしているだけでなく、BrightLine社の協力で広告から製品の注文をするTコーマスの機能も提供する。また、DVR録画した番組の再生時に新しい広告を挿入する機能も提供する。

5つの主要なOTT多チャンネルサービス
DISH Sling TV 価格 $20と$25の基本、オプション各$5
チャンネル 30チャンネルから
有料チャンネル HBO($15)とShowtime($10)
クラウドDVR $5のオプション
同時ストリーム数 $20のパッケージは1つ、$25は3つ
無いネットワーク CBS、Discovery、Fox News等
Sony Playstation Vue 価格 $40から$74
チャンネル 45から95
有料チャンネル HBO($15)、Showtime($11)
クラウドDVR あり
同時ストリーム数 5つ
無いネットワーク A&E、Viacom系、Lifetime
DirecTV Now 価格 $35から$70
チャンネル 60から120
有料チャンネル HBO($5)、Cinemax($5)、STARZ($8)
クラウドDVR なし
同時ストリーム数 2つ
無いネットワーク CBS、Showtime
YouTube TV 価格 $35(サービスはシカゴ、LA、NY、SF、フィラデルフィアのみ)
チャンネル 40
有料チャンネル Showtime($11)
クラウドDVR あり
同時ストリーム数 3つ
無いネットワーク Viacom系、HBO、Lifetime、TBS
Hulu with Live TV 価格 $40
チャンネル 50、プラスHulu
有料チャンネル Showtime($11)
クラウドDVR あり(50時間)。200時間は$15のオプション
同時ストリーム数 2つ。無制限は$15のオプション
無いネットワーク Viacom系、HBO