Discoveryも2020年中にストリーミングでの視聴者への直接配信を開始する。現在、計画段階であるが、いくつかの課題がある。DiscoveryはDisney、NBCUniversal等より規模が小さいだけでなく、そのコンテンツはリアリティー番組主体である。規模に関しては、DiscoveryはBBCと契約し、BBCの台本なし番組も配信することで対応するが、ロングテールのドラマ番組が無いことは問題である。視聴者は古いリアリティー番組は見ないので、ライブラリーの本数があっても、アピールのあるコンテンツは少なくなる。
また、多チャンネルサービス事業者との関係をいかに保護するかも課題になる。Discoveryは多チャンネルサービス向けのコンテンツ専門であり、多チャンネルサービスとの関係は重要である。Discoveryは一部のコンテンツはストリーミングサービスで提供しているが、ヒットしているシリーズはストリーミングせず、多チャンネル事業者を保護してきた。しかし、DiscoveryブランドのOTTサービスで、ヒットしている番組の配信を避けることは出来ない。Discoveryは多チャンネル事業者との関係に影響を与えないようなサービス形態を検討していると語っているが、どのようにするのだろうか。
