昨年のCESはATSC 3.0が規格化された直後であり、次期放送規格が話題になったが、今年は5Gのインパクトが強く、殆ど耳にしなかった。SinclairのONE Media Technologyが発表したATSC 3.0のSoCが最大のATSC 3.0に関わるニュースであった。このチップの開発にはインドのSaankhya Labs、VeriSilicon、それにSamsung Foundryが協力している。チップの特徴はSaankhya特許のSoftware Defined Radioを使い、ATSC 3.0だけでなく、DBV-T2、ISDB-T等12のデジタルTV規格に対応していることであり、これを採用する事で全世界の放送に対応出来る。チップは2種類あり、SL3000は復調機能のみで、TVセット、STB等に使われる。チューナを加えたSL4000はモバイル端末向けである。SinclairはATSC 3.0対応のモバイル端末開発を促進するために100万個のチップをメーカーに無料で提供する事を過去に発表している。
