CES 2017: VR

新たなコンシューマ向けVRヘッドセットの発表は無かったが、VR/ARはCES会場の多くの場所にあった。コンシューマ向けでは無いが、VRヘッドセットとパナソニックの製品は視野を通常の100°+から220°にする事で、頭を動かす事無く広い範囲が見え、より自然な体験を可能にしていた。今年のCESでは製品(ソリューション)の説明にVRが多く利用され、特に自動車の新たな体験を実感させる為に使っているのが目立った。まだ無い製品を体験させるにはVRの価値は高く、産業向けでは現実的な利用になっている。しかし、コンシューマ(エンターテイメント)向けでは360°ビデオを含め、方向性は今年のCESではまだ見えていなかった。

VRの普及、そして不明瞭性を象徴しているのは3つの団体の設立である。2016年後期に出来たVR/AR Association(VRARA)は幅広い参加を求め、VRヘッドセット、360°音声等必要技術を開発している全社のデータベースを会員に提供する事を売り物としている。

12月にはVRヘッドセットメーカーのGoogle、FacebookのOculus、HTC、Samsung、Sony、Acer/Starbreezeの6社はVR市場の促進を目的としたGlobal Virtual Reality Association(GVRA)が設立された。Acerのヘッドセットは知られていないが、6月にスウェーデンのVR製作会社のStarbreezeと提携し、8月にVRヘッドセットのStarVRを発表している。

CESではAkamai、Arris、CableLabs、Dolby Laboratories、Ericsson、Harmonic、Huawei、Intel、NAB Pilot、Qualcomm、Technicolor、Sky、Sony Pictures等が創立メンバーとなりVirtual Reality Industry Forum(VRIF)の設立が発表された。