ケーブルTV関連のベンダーが事業者にその製品をデモンストレートするCableLabs Summer Conferenceの主役はIPビデオであった。Tandberg TelevisionはそのOpenStreamプラットフォームの新しい機能として、既存のVODインフラストラクチャーをIPを含む多様な伝送方式に対応させる事をアピールした。OpenStreamはVODのビデオをMPEG-2で既存のSTBに配信するだけでなく、MPEG-4でIPベースのスマートフォンに配信する等が出来る。Tandbergは「プレースシフト」のデモとして、STBで見始めたビデオを停止し、スマートフォンでストップした時点から見続ける事などを見せた。
ArrisのソルーションはケーブルTV向けのIPTVで、既存の放送はQAMで行い、ビデオオンデマンド、インタラクティブアプリケーションをIPベースで提供する。デモでは伝送にはRFoG(光ファイバー上でのRF)を使い、DOCSIS 3.0のデータチャンネルを使い、IPビデオを配信した。BigBandもそのConverged Video ExchangeとvIP Passを使い、既存のケーブルTVインフラストラクチャーからSTB向けだけでなく、PC向けにIPベースで配信出来る事をデモした。
会議における最も良いアイデア賞は、Prime Senseのバーチャル・リモコンに贈られた。Prime Senseはイスラエルの半導体スタートアップ会社で、そのデバイスは室内に赤外線を放射し、そのゆがみを図ることで、人の手の動きを感知し、それをチャンネルの切り替え等のリモコン操作に使う。システムはSTB、TV等にUSBで接続され、TVの前にいる人間の動きを感知する事が出来る。Prime Senseはすでに1,000以上のソフトウェア開発キットを家電メーカー等に配布しており、2009年末にはそのデバイスの出荷を開始する予定。
