Appleのオリジナル番組

AppleはApple Musicで2つのオリジナルシリーズの配信を始める。1つはCBSのThe Late Night Showのセグメントの1つで、有名人が車の中でカラオケをする「Carpool Karaoke」を独立させた物で、もう1つの「Planet of the Apps」はアプリ・ディベロッパーのコンテスト番組である。この他、ドラマシリーズの制作も始まっている。Appleがオリジナル番組の制作に力を入れ始めてるのには2つの理由がある。1つは、Apple Musicの苦戦である。AppleのiTunesはデジタル音楽のプラットフォームとしては1位で、PayPalが行った調査(https://goo.gl/5Q3Pcc)では30%がもっと好む音楽配信プラットフォームとして選んでいる。しかし、2位以下はPandora、Spotify等のストリーミングサービスである。若い年齢層では、音楽プラットフォームとしてストリーミングがダウンロードを上回っており、市場はストリーミングに向かっている。しかし、AppleのストリーミングサービスのApple Musicを最も好むプラットフォームとして選んだのは7%でしか無い。Apple Musicの利用者を増やす事が出来ないと、ダウンロードベースのサービスが減るに従い、Appleの勢力が衰える事になる。


PayPal

もう1つの理由はビデオのレンタルプラットフォームとしてもAmazonとの差が大きくと広がってしまった事である。TiVoのDigitalsmithsが行った調査ではビデオレンタルのプラットフォームとして2013年のQ3ではiTunesが7.2%、Amazon Videoが8.9%であったのが、2016年Q3ではiTunesは8.4%、Amazonは17.1%になっている。ビデオでもデジタルレンタル(あるいは購入)より、SVODが主体になっている。しかし、AppleにはNetflix、Amazon Prime Video等に競合するサービスは無い。Apple Musicの利用者を増やすと共に、SVODにも参入をして行く必要があり、オリジナル番組制作で一石二鳥を狙っている。


Digitalsmiths