多チャンネルサービスのSTBを使って提供されるVODの普及率は2008年ではテレビ世帯の37%であったが、2013年第2四半期では、60%に達したとNielsenは報告している。多チャンネルサービスのVODは以前からあるが、最近になりやっと普及をし始めた事に対してはいくつかの理由がある。
1つは、技術の成熟である。双方向、VOD、UI等の技術は進歩し、またVODをサポートするSTBの価格が下がっている。技術の進歩と共に操作も楽になり、VODへのアクセスは以前の様に煩雑では無くなっている。
もう1つは、コンテンツが豊富になった事である。VODがスタートした時点では、コンテンツは劇場映画だけであった。現在では、テレビ番組、海外の番組等、種類が豊富にっている。また、広告で収入を得ている無料のVODが登場した事も利用のきっかけになっている。
コンテンツが増えた事は、Netflixに感謝する必要がある。テレビ番組をVODでマネタイズ出来る事を示したのはNetflixである。また、Netflixのお陰で、オンデマンドのサービスが理解され、有料コンテンツをVODで見る事に対する不安も解消された。
Netflix等のサブスクリプション型のVOD(SVOD)は世帯の40%に普及しているとParks Associates社は報告している。
NielsenのVOD利用の統計では、テレビの視聴とVODの利用では特に大きな違いは無い。人種を含めてデモグラフィー的に大きな違いは無い。違いはあるのは、年収が10万ドル以上の世帯はテレビ視聴全体では21%であるのに対して、VOD利用世帯では31%と、所得が高い世帯で利用が多い事である。それ以上に、大きな違いは利用者の年齢である。テレビ視聴では、50歳以上が全体の48%を占めているのに対して、VODの利用が最も多い年齢層は18~34歳で、全体の31%を占めている。また、テレビ視聴世帯全体では子供のいる世帯は40%であるのに対して、VOD利用世帯では、子供の居る率は54%と高い。
Nielsen

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