地上波局グループのTribuneは、27億ドルでLocal TV社の19局を買収した。この買収によりTribuneが持つテレビ局数は42局となった。内訳は、CW系14局、Fox系14局、CBS系5局、ABC系3局、NBC系2局、それに独立系4局となる。これは、進んでいる地上波局グループの整理統合のトレンドの1つである。Gannet社はBelo Corporationから15億ドルで、20の局を買収する契約がある。また、Sinclair社は6つの会社と買収の交渉をしており、すべてが認められると、同社の保有局数は140局となる。
整理統合が進んでいる理由は2つある。1つは、数による効率である。地上波局の経営は困難になっていおり、効率の良い運営が重要になっている。また、デジタルDTVによりモバイル向け放送、あるいはIPでの同時再配信等、既存の放送以外のサービス、それにその為のビジネスモデルが必要になっており、生き残るには資本力が必要になっている。
もう1つの理由は、来年に予定されているテレビ帯域の競売とその後の再編成である。競売により放送局数が減る事は確実である。しかし、誰が売り、誰が残るかは分からない。放送局を多く持っている会社は、不要な局を売り、戦略的に重要な局を残し、競売で儲け、さらに効果的な再編成をする事が出来る。
